MotoGP第3戦アメリカズGP Moto2決勝
2019/04/15
MotoGP第3戦アメリカズGP、Moto2クラスは、アメリカのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で決勝レースを行ない、トーマス・ルティ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温17度、路面温度33度のドライコンディションで争われた。スタートからレースをリードしたのはアレックス・マルケス(カレックス)。ルティ、マーセル・シュローター(カレックス)が続き、序盤から4番手以下にリードを取って、3人がトップ集団を形成する。
マルケスは7周目までトップをキープするが、8周目のバックストレートエンドの12コーナーでルティがマルケスを交わしてトップに浮上。トップに立ったルティはペースを上げて、後続とのリードを周回ごとに広げていき、Moto2クラスに復帰して初となる優勝を達成した。
ルティに続いて、チームメイトのシュローターも10周目の最終コーナーでマルケスを交わして2番手に浮上。そこからリードを広げて単独2位をキープ。トップのルティには届かなかったものの、開幕戦カタールに続いて、今シーズン2回目の表彰台を獲得。ダイナボルト・インタクトGPチームがワンツーフィニッシュを飾った。
3番手争いはマルケスに、ホルヘ・ナバーロ(スピードアップ)、マッティア・パシーニ(カレックス)、ルカ・マリーニ(カレックス)、サム・ロウズ(カレックス)が追いつき接戦の展開となる。16周目にマリーニが3番手、ナバーロが4番手に浮上。マルケスは5番手に後退する。
3番手に浮上したナバーロは後続を引き離してそのまま3位でゴールし、Moto2クラスで初となる表彰台を獲得した。
代役参戦のパシーニは、ナバーロからは離されたものの、追い上げて単独4位でゴール。5番手争いはマルケス、マリーニ、ロウズが最終ラップまでバトルを繰り広げ、マルケスが5位でチェッカーを受け、マリーニが6位、ロウズが7位で続いた。
8位にシモーネ・コルシ(カレックス)、ルーキートップとなる9位にエネア・バスティアニーニ(カレックス)が入賞。10位にアンドレア・ロカテッリ(カレックス)が続いた。
長島 哲太(カレックス)は序盤からチームメイトのレミー・ガードナー(カレックス)と接戦のポジション争いを展開。終盤の15周目に長島が前に出るが、ガードナーも抜き返し、ガードナーが11位でゴール。僅差の12位に長島が続いた。、
ランキングトップでアメリカズGPに臨んだロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)は、15番グリッドから好スタートを切ったが、1周目に目の前を走るマシンが振られて失速し、避けきれずに接触転倒し、リタイア。ノーポイントに終わったものの、ランキング2位のシュローターに3ポイント差でランキングトップをキープしている。
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