日本最大手のテレビ会社、日本テレビ放送網(日本テレビ)とユーロスポーツイベンツが契約に合意、FIM世界耐久選手権のライブ放送が日本で楽しめるようになる。
日本の大手テレビ放送会社として初めて、2017-2018シーズンにFIM EWCのレースをハイライトで放送した日本テレビが、2018-2019シーズンの全戦を、日本テレビ放送網株式会社(日本テレビの親会社)の様々なプラットフォームを通じて日本の視聴者にライブ放送で届けることになった。日本テレビ放送網は、日本テレビ、BS日テレ、CS日テレ、デジタルストリーミングサービスであるHulu (MotoGPなどのスポーツ番組を配信中)と、プラットフォームの大規模グループを形成している。
この9月に開催されるボルドール戦を皮切りに、FIM EWC全戦がHuluのデジタルプラットフォームでライブストリーミング配信されるほか、BS日テレとCS日テレのG+チャンネルでは各戦のハイライト番組および鈴鹿8耐のライブ中継を 放送する。BS日テレでの鈴鹿8耐ライブ中継は、鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドとの新たな契約合意により実現したもの。これで日本テレビは、同じくモビリティランドが運営するツインリンクもてぎで開催されるMotoGPと併せ、日本で開催されるモーターバイクの世界二大レースを放送することになる。
放送についての契約期間はFIM EWCの2018-2019、2019-2020シーズン。2019- 2020シーズンは同シリーズに、新たに2019年12月にマレーシアで行われるセパン8時間耐久レースが含まれることになっている。
ユーロスポーツイベンツ代表
フランソワ・リベイロ
「2年前に鈴鹿8耐をEWCシーズンの最終戦にしようと決めた背景には、日本の2輪メーカーからの耐久レースへの興味を高め、日本のチームやライダーには 世界選手権に参加したいと思うような魅力を高めたいという願いがあった。今回、日本テレビと2019-2020シーズンまで提携したことを嬉しく思う。同社の放送は日本で最も質が高く、また長年に渡りMotoGPを放送してきた中で、レースファンの根強いコミュニティ基盤を築いている。
EWCの各戦が日本テレビの様々なプラットフォームで配信されることにより、 日本のファンが、ボルドールの開幕戦から鈴鹿の最終戦までを通じて、耐久シリーズの展開や日本チーム・ライダーの活躍を見守ることができるようになる。 セパン8時間耐久レース開催の発表に続き、今回の日本テレビとの契約により、2015年にプロモーターとなったユーロスポーツイベンツは、EWCにさらに金字塔を打ち立てたと言える。」
日本テレビ放送網株式会社
スポーツ局担当局次長兼チーフプロデューサー
松岡至
「日本テレビはHULU、BS日テレ、日テレG+、各プラットフォームで、来年の鈴鹿8耐を最終戦とするオートバイEWC世界耐久選手権シリーズの放送契約をユーロスポーツと結びました。オートバイ世界選手権シリーズMotoGPを各プラットフォームで長年放送している日本テレビは、鈴鹿8耐を含むEWC世界耐久選手権シリーズを放送する事で、より多くのモータースポーツファンの期待に応えたいと考えております。
今年の鈴鹿8耐はYAMAHAの4連覇達成!
HondaのTSRも日本チーム初の年間総合優勝で幕を閉じました。
来シーズンも鈴鹿8耐を最終戦とするEWC世界耐久選手権シリーズには、多くの日本人ライダー、チーム、メーカーが参戦し、9月のフランス・ボルドール24から開幕します。」
EWC世界耐久選手権シリーズ放送予定※2018年8月現在予定
HULU:全5戦生配信予定
BS日テレ・日テレG+:鈴鹿8耐生放送予定。
他4戦ハイライト放送予定
株式会社モビリティランド
代表取締役 山下晋
「世界耐久選手権シリーズが日本テレビのネットワークで全戦放送されることは、最終戦である”コカ・コーラ”鈴鹿8耐を主催する私どもにとっても、年間を通して大きな話題となり大変喜ばしく思います。
日本テレビ様は、私どもの運営するもうひとつのレーシングコースであるツインリンクもてぎで開催しているMotoGPを、多大なるご協力のもと長きにわたり放送頂いており、2輪の2つの世界選手権をご一緒させていただく事になります。これにより、ファンのみならず幅広い視聴者に情報を届けていただけることと思います。
また、世界耐久選手権はリベイロ氏の努力により、来年にはマレーシア・セパンの大会が組み込まれ、8耐参加のための最初のセレクションレースとして、アジアから鈴鹿8耐へのゲートが開く事になります。
これからも、世界耐久選手権のプロモーターであるユーロスポーツイベンツ様、日本テレビ様と協力しファンの皆様に楽しんでいただける鈴鹿8耐をお届けできるよう努力してまいります。」