MotoGP第11戦オーストリアGP Moto2決勝
2018/08/13
バニャーヤがオリベイラとの接戦を制し優勝
MotoGP第11戦オーストリアGP、Moto2クラスは、オーストリアのレッドブル・リンクで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温27度、路面温度41度のドライコンディションで争われた。好スタートでトップに立ったのはミゲール・オリベイラ(KTM)。ポールスタートのバニャーヤは、1コーナー進入でインを突いてきたファビオ・クアルタラーロ(スピードアップ)に接触されて、アウト側に弾かれるが、3番手でオリベイラを追った。オリベイラに続く2番手にはホルヘ・ナバーロ(カレックス)がつけた。
オリベイラは1周目から後続を引き離し、5周目には2番手以下に約1秒のリードを取るが、5周目にナバーロを交わして2番手に浮上したバニャーヤがオリベイラのリードを削り取り、この二人がトップ争いを展開。オリベイラがトップをキープ、バニャーヤが2番手で周回を重ねていく。
終盤に入ると、バニャーヤがオリベイラの背後でプッシュしてプレッシャーをかける。オリベイラもトップをキープするが、終盤に入った21周目の9コーナーでバニャーヤが前に出る。しかし、オリベイラも続く10コーナー(最終コーナー)でトップを奪還。残り2周の9コーナーで再びバニャーヤがトップに出るが、オリベイラは同じパターンで10コーナーでトップを奪還。オリベイラがトップで最終ラップに入る。
そして、最終ラップもバニャーヤは9コーナーで勝負をしかけ先行、オリベイラが10コーナーで前に出ようとするが、オーバースピード気味でアウトにはらみ、そのインをついたバニャーヤがトップに立つと、そのままチェッカーを受け、今シーズン5勝目をマーク。オリベイラは僅差の2位となった。チャンピオンシップランキングではバニャーヤがトップを奪還、オリベイラは3ポイント差のランキング2位となった。
3位にルカ・マリーニ(カレックス)が入賞。マリーニは最終ラップの最終コーナーまでアレックス・マルケス(カレックス)と表彰台争いを展開。最終コーナー進入でマルケスが前に出るが、コースオフし転倒、マリーニが3位でチェッカーを受け、ドイツGPから3戦連続となる表彰台を獲得した。マルケスは再スタートを試みたもののリタイアとなった。
僅差の4位にマッティア・パシーニ(カレックス)が続き、ナバーロがMoto2クラスベストとなる5位に入賞。6位にブラッド・ビンダー(KTM)、7位にマーセル・シュローター(カレックス)、8位にホアン・ミル(カレックス)の順で続き、クアルタラーロは序盤に27番手まで後退しながら、追い上げて9位に入賞。10位にイケル・レクオナ(KTM)が続いた。長島 哲太(カレックス)は今季3度目の入賞となる15位でチェッカーを受けた。
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