MotoGP第1戦カタールGP MotoGP決勝
2018/03/19
MotoGP第1戦カタールGP、MotoGPクラスは、カタールのロサイルインターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは現地時間の19時スタート、ナイトレースとして、気温21度、路面温度23度のドライコンディションで争われた。
ポールスタートのヨハン・ザルコ(ヤマハ)が序盤からレースをリード、マルク・マルケス(ホンダ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)らが続き、序盤は10人ほどのライダーがトップ集団を形成して周回を重ねていく。
ザルコは16周目までトップを走るが、終盤に入った17周目のホームストレートエンドでドビジオーゾがトップに浮上。このとき3番手だったマルケスも、ドビジオーゾのスリップにつけ、ザルコを交わして2番手に浮上する。この時点でトップ集団はドビジオーゾ、マルケス、ロッシ、ザルコ、カル・クロッチロウ(ホンダ)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)の7人に絞られていた。
そして、いよいよ終盤の20周目になると、ドビジオーゾ、マルケス、ロッシの3台が抜け出し、残り2周はロッシもコンマ5秒ほど遅れ、最終ラップはドビジオーゾとマルケスの一騎打ちとなった。ドビジオーゾの背後にぴたりとつけたマルケスは最終コーナーの進入でインをつくが、ラインがふくらみ、イン側を立ち上がったドビジオーゾが先行。
ゴールライン直前、ドビジオーゾのスリップにぴたりとついたマルケスだったが、抜け出すことはできず、コンマ027秒の僅差でドビジオーゾが逃げ切り、開幕戦を制した。
マルケスは2位入賞。ロッシはマルケスからコンマ7秒ほど遅れて3位表彰台を獲得した。
4位にカル・クロッチロウ(ホンダ)が入賞し、インディペンデントチームのトップに。5位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続き、序盤は14番手付近で周回しながら、終盤にポジションを上げてきたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、20周目にダニ・ペドロサ(ホンダ)を交わして6位に入賞。ペドロサが7位に続き、トップ争いから脱落したザルコはポジションを後退、最終的に8位でゴールした。9位にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、10位にジャック・ミラー(ドゥカティ)が入賞。
ティト・ラバット(ドゥカティ)が11位、フランコ・モルビデリ(ホンダ)がルーキー勢のトップとなる12位に入賞し、13位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が続き、ハーフィス・シャハリン(ヤマハ)は14位入賞とMotoGPクラスデビュー戦でポイントを獲得。カレル・アブラハム(ドゥカティ)が15位に入賞した。
16位にトーマス・ルティ(ホンダ)が続き、中上 貴晶(ホンダ)は23番グリッドから追い上げ、17位でゴール。18位にブラドリー・スミス(KTM)が続き、
アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は最終ラップに11番手で入ったが、19位でゴールとなった。20位にスコット・レディング(アプリリア)、21位にハビエル・シメオン(ドゥカティ)が続き、アレックス・リンス(スズキ)は13周目に6位走行中に2コーナーで転倒リタイア、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は13周目に4コーナーでコースオフ、転倒しリタイア。ポル・エスパルガロ(KTM)は15周を回ってピットに入りリタイアとなった。
こんな記事も読まれています