MotoGP第1戦カタールGP Moto2決勝
2018/03/19
MotoGP第1戦カタールGP、Moto2クラスは、カタールのロサイルインターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)が優勝した。 Moto2クラスの決勝レースは現地時間の17時20分にスタート、気温22度、路面24度のドライコンディションで争われた。
3番グリッドから好スタートを決めたバニャーヤは1周目からレースをリード、ロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)、アレックス・マルケス(カレックス)が続き、3周目には4番手以下との差を広げ、この3人がトップグループを形成して周回を重ねていく。バニャーヤは序盤からファステストを連発して逃げようとするが、バルダッサーリとマルケスも離れない。
レース中盤の11周目のストレートエンドで、マルケスがバルダッサーリを交わして2番手に浮上。バルダッサーリも4コーナーですぐにポジションを挽回するが、6コーナーでマルケスが再び2番手を奪い返し、そこからマルケスがバニャーヤとの差を縮めていく。
ところが、15周目の4コーナーでバルダッサーリが再びマルケスを交わして2番手に浮上。マルケスは抜かれた直後にコースオフを喫し、トップ争いから遅れてしまう。マルケスのマシンはリアブレーキにトラブルを抱えていたようで、ローターは発熱で真っ赤に焼けていた。
ここからトップ争いはバニャーヤとバルダッサーリの二人のバトルとなるが、バルダッサーリもなかなか前に出ることはできない。残り2周でバルダッサーリがバニャーヤの背後にぴたりとつき、いよいよ最終ラップを迎える。最終ラップのコース終盤の15コーナーでバルダッサーリがいったん前に出る。しかし、バニャーヤもクロスラインですぐに抜き返し、最後はゴールライン直前のスリップストリームでの争いとなるが、バニャーヤが逃げ切って優勝した。
バニャーヤはMoto2クラス初優勝を達成。バルダッサーリは2016年のサンマリノGP以来となる表彰台を獲得した。
マルケスはトラブルを抱えた終盤、単独4番手のマッティア・パシーニ(カレックス)に差を縮められたものの、競り合いになるまでは至らず、ポジションを守り切り、3位表彰台を獲得した。
パシーニは単独4位でゴール。5位にミゲール・オリベイラ(KTM)、6位にブラッド・ビンダー(KTM)が続き、7位にマーセル・シュローター(スーター)、8位にチャビ・ビエルヘ(カレックス)、9位にルカ・マリーニ(カレックス)、10位にホルヘ・ナバーロ(カレックス)の順でチェッカーを受けた。
昨年のMoto3チャンピオン、ホアン・ミル(カレックス)はMoto2デビュー戦をルーキートップとなる11位でゴール。長島 哲太(カレックス)はレース序盤から着実にポジションを上げ、21位でゴールした。
日本のNTS製シャーシを使うスティーブン・オデンダル(NTS)は22位、ジョー・ロバーツ(NTS)は25位でチェッカーを受けた。
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