SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦タイラウンドは、タイのブリーラムにあるチャーンインターナショナルサーキットで決勝レース2を行ない、チャズ・デイビス(ドゥカティ)が優勝した。
レース2は気温33度、路面温度41度のドライコンディションで争われた。レース序盤はマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)とアレックス・ロウズ(ヤマハ)がトップ争いを展開。デイビスは6周目の4コーナーでロウズを交わして2番手に浮上すると、ファン・デル・マークの背後に迫り、9周目にトップに浮上。そこから周回ごとにリードを広げていき、14周目には1秒以上に差を開き、単独トップに立つと、そのまま最終ラップまでリードを広げ、2秒以上の差をつけて、今シーズン初優勝を飾った。
ファン・デル・マークはデイビスに逃げられたものの、単独2番手をキープ。今シーズン初表彰台となる2位に入賞。ロウズも中盤以降は単独3番手をキープし、今シーズン初表彰台に立った。
レース1のウイナー、ジョナサン・レイ(カワサキ)は、リバースグリッドにより9番グリッドからのスタートとなったものの、好スタートで2周目には3番手に浮上していたが、競り合いの中で後退。表彰台争いから脱落し、序盤から5番手を走行。終盤の18周目に前を行くチャビ・フォレズ(ドゥカティ)を交わして4番手に浮上し、そのまま4位でチェッカーを受けた。フォレズはインディペンデントチームトップの5位に入賞。 6位にレオン・キャミア(ホンダ)は、7位にマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が続き、ルーキーのトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)は8位入賞。、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が9位、パトリック・ヤコブセン(ホンダ)が10位に続いた。
トム・サイクス(カワサキ)は序盤から苦戦。8周を回ってピットに戻りリタイア。ユージン・ラバティ(アプリリア)とジョルディ・トーレス(MVアグスタ)は5周目の6コーナーで転倒リタイアに終わった。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)が優勝。ルーカス・マヒアス(ヤマハ)が2位、フェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)が3位に入賞し、ヤマハ勢が表彰台を独占。大久保 光(カワサキ)は最終ラップまで6番手争いに加わり、9番手を走っていたが、最終コーナーで転倒、再スタートし19位でチェッカーを受けた。