MotoGP第15戦日本GP、Moto2クラスは、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行ない、アレックス・マルケス（カレックス）が優勝した。

Moto2クラスの決勝レースは当初の23周から15周に減算され、気温14度、路面温度15度のウエットコンディションで争われた。

ポールポジションの中上 貴晶（カレックス）が好スタートでレースをリード。マッティア・パシーニ（カレックス）が2番手に続く。マルケスは序盤は3番手をキープしていたが、5周目にパシーニを交わして2番手に浮上し、中上の背後に迫る。9周目の90度コーナーでマルケスが中上のインを突くが、中上もすぐにポジションを挽回する。マルケスは11周目の90度コーナー進入で勝負をしかけ、トップに浮上。

中上は終盤になるとペースが上がらず、12周目の3コーナーでチャビ・ビエルヘ（テック3）に、6コーナーでハーフィス・シャハリン（カレックス）にも交わされて4番手に後退。

トップに浮上したマルケスは、12周目にファステストラップを更新してリードを広げると、そのまま今シーズン3勝目を記録。2番手争いをビエルへが制し、グランプリ初表彰台を獲得。シャハリンが今季2度目の表彰台となる3位に入賞した。最終ラップに4位に浮上したフランチェスコ・バニャーヤ（カレックス）が4位に入賞。パシーニが5位に続き、中上は6位でチェッカーを受けた。

7位にミゲール・オリベイラ（KTM）、8位にフランコ・モルビデリ（カレックス）、9位にドミニク・エガター（スーター）、10位にロレンツォ・バルダッサーリ（カレックス）が続き、トーマス・ルティ（カレックス）は11位。チャンピオン争いではランキングトップのモルビデリとランキング2位のルティの差が24ポイントに広がった。

ワイルドカード参戦の榎戸 育寛（カレックス）が14位に入賞。長島 哲太（カレックス）は15位走行中の6周目の5コーナーで転倒、再スタートし20位でゴール。ワイルドカード参戦の水野 涼（カレックス）は22位でチェッカーを受けた。