MotoGP第15戦日本GP、Moto3クラスは、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行ない、ロマーノ・フェナティ（ホンダ）が優勝した。

決勝日は朝のMoto3クラスのウオームアップセッション開始直後に、エンジンブローによりコース上にオイルが出て、その処理に時間がかかったため、タイムスケジュールに遅れが出た。Moto3クラスの決勝は当初予定より55分遅れでスタート、周回数も20周から13周に減算されて行なわれた。

決勝レースは気温15度、路面温度16度のウエットコンディションで争われ、好スタートを切ったニッコロ・アントネッリ（KTM）とフェナティがスタート直後からトップ争いをリード。フェナティは3周目のS字コーナーでアントネッリを交わしてトップに浮上すると、アントネッリとのギャップを広げ、そのまま独走で今シーズン3勝目をマークした。

アントネッリはそのまま2番手をキープ。終盤にはマルコ・ベゼッチ（マヒンドラ）がその差を縮めてきたが、ポジション争いまでには至らず、アントネッリが今シーズン初表彰台を獲得。ルーキーのベゼッチは0.867差の3位に入り、グランプリ初表彰台を獲得した。

4位に鈴木 竜生（ホンダ）が入賞。鈴木は序盤からトップ集団につけ、6周目には4番手に浮上。ベゼッチを僅差で追いながら周回を重ねたが、終盤にその差が開き4位でゴール。グランプリベストリザルトを獲得した。

5位にアロン・カネト（ホンダ）、6位にフィリップ・エッテル（KTM）、7位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ（ホンダ）、8位にヤコブ・コンフェイル（プジョー）、9位にボ・ベンスナイダー（KTM）、10位にジョン・マクフィー（ホンダ）が入賞。

ポイントリーダーのホアン・ミル（ホンダ）は17位とノーポイントに終わり、ランキング2位のフェナティが優勝したため、ポイント差は残り3戦で55ポイントに縮まった。

 鳥羽 海渡（ホンダ）は21位でゴール。佐々木 歩夢（ホンダ）は10周目、13位走行中に90度コーナーで目の前を走っていた、ガブリエル・ロドリゴ（KTM）の転倒に巻き込まれて転倒、再スタートを試みたものの、リタイアに終わった。