MotoGP第11戦オーストリアGP Moto3決勝
2017/08/14
MotoGP第11戦オーストリアGP、Moto3クラスは、オーストリアのレッドブル・リンクで決勝レースを行ない、ホアン・ミル(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温20度、路面温度25度のドライコンディションで争われた。予選でコース外走行によりベストタイムが抹消され、10番手グリッドからスタートしたミルは、4周目に4番手に浮上。6周目の3コーナーでトップに立つと、その後、後続とのリードを広げていき単独トップをキープ。そのまま今シーズン7勝目を記録した。
2番手以下は15人前後のライダーが縦に長い列をつくって接戦を展開。順位を入れ替えながら周回を重ねていくが、終盤の19周目に2位に浮上したフィリップ・エッテル(KTM)がわずかに先行、そのまま2位でチェッカーを受け、エッテルは2015年のインディアナポリスGP以来の表彰台を獲得、グランプリベストリザルトを記録した。
接戦の3位争いを最終ラップの9コーナーで制したホルヘ・マルティン(ホンダ)が3位表彰台を獲得。ドイツGPでの転倒で負傷したマルティンはカタルニアGP以来となる表彰台を獲得した。
僅差の4位にリビオ・ロイ(ホンダ)、5位にアロン・カネト(ホンダ)、6位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)、7位にガブリエル・ロドリゴ(KTM)、8位にアダム・ノロディン(ホンダ)の順で続き、代役参戦のジャウマ・マシア(KTM)はレース中盤には2番手争いの先頭に立つ活躍を見せ、グランプリ初参戦で9位を果たした。10位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)が入賞。
鳥羽 海渡(ホンダ)は6人による15位争いを制して、今シーズン2度目の入賞を達成。佐々木 歩夢(ホンダ)は最後まで15位争いに加わったが、18位でチェッカーとなった。鈴木 竜生(ホンダ)は15周目、18番手走行中の4コーナーでニッコロ・アントネッリ(KTM)に追突、両者転倒リタイアに終わった。
チャンピオンシップ争いでは優勝したミルが215ポイント、ランキング2位のロマーノ・フェナティ(ホンダ)は13位に終わり、二人の差は64ポイントに広がった。
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