SBK第7戦イタリアのレース2はマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が優勝した。
青空が広がったミサノサーキット。気温27度、路面温度43度のドライコンディションで始まったレース2。チャズ・デイビス(ドゥカティ)は昨日の転倒、負傷で欠場。オープニングラップはリバースグリッドでフロントロウからスタートしたチャビ・フォレズ(ドゥカティ)がリード。ジョルディ・トーレス(BMW)、トム・サイクス(カワサキ)、ジョナサン・レイ(カワサキ)、メランドリと続き、5台のトップ集団が形成される。
5周目。トーレスがペースダウンしたフォレズをかわして先頭に立つとペースアップ。すぐにサイクスも2番手に浮上するとトーレスを追い始める。フォレズはそのままピットに戻ってしまった。
フォレズが戦列を離れて4台になったトップ集団。トーレスが抜け出しかける。それを見たメランドリがカワサキ2台の前の出てトーレスを追う。
トーレス、メランドリ、サイクス、レイの順でテールtoノーズの緊迫状態のまま周回が進む。
残り10周を切ったところでメランドリがトーレスを捕らえてトップ浮上。サイクスとレイはトップ2台に離されながらもランデブー走行を続行。
残り7周。レイがサイクスを捕らえて3番手浮上。トップ2台との差を少しずつ詰め始める。
レース終盤はメランドリがトーレスを突き離してトップ独走体制に移行。
残り3周。2番手を走行していたトーレスがいきなり手を挙げてフローダウン。悔しさを全身で表しながらマシンを止める。
これでレイが2番手、サイクスが3番手に浮上。メランドリはレイに2秒以上のアドバンテージを築いている。
その後は何のアクシデントも起こらずメランドリが今季復帰後初優勝を飾った。
また、同日に開催されたWSSでは渡辺一樹(カワサキ)が12位、大久保光(ホンダ)が15位とポイントを獲得。國川浩道(カワサキ)は21位でゴールした。