MotoGP第7戦カタルニアGP MotoGP決勝
2017/06/12
MotoGP第7戦カタルニアGP、MotoGPクラスは、スペインのバルセロナ・カタルニアサーキットで決勝レースを行ない、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。 MotoGPクラスの決勝レースは気温33度、路面温度54度のドライコンディションで争われた。ポールポジションのダニ・ペドロサ(ホンダ)が好スタートを切るが、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が5コーナーでペドロサを交わしてトップに浮上。ロレンソが序盤をリードする。
6周目のバックストレートエンド、10コーナー進入で2番手につけていたマルク・マルケス(ホンダ)がロレンソを交わしてトップに浮上。ロレンソはこの周のシケインまでにペドロサ、ドビジオーゾに次々に交わされ、4番手に後退する。続く7周目にはジョナス・フォルガー(ヤマハ)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)にも交わされて、ロレンソは6番手に後退。トップ争いは8周目のバックストレートエンドでペドロサがトップに立ち、ドビジオーゾ、マルケスの順で続き、中盤までこのオーダーで周回を重ねる。
17周目の1コーナーでドビジオーゾがペドロサを交わしてトップに浮上し、逃げにかかる。マルケスも18周目の4コーナーでペドロサを交わして2番手に上がり、ドビジオーゾを追う。しかし、ドビジオーゾとマルケスとの間のギャップは少しずつ広がり、最終ラップに入るときには約3秒まで広がった。
ドビジオーゾは背後を脅かされることなく、そのままトップでチェッカーを受け、前戦イタリアGPに続いて2連勝を達成。ドゥカティの連勝は2010年のケーシー・ストーナー以来となった。マルケスが単独2位、ペドロサが単独3位でゴール。
序盤に遅れたロレンソが、終盤に巻き返して4位でチェッカーを受け、終盤にはチームメイト同士の争いとなったヨハン・ザルコ(ヤマハ)とジョナス・フォルガー(ヤマハ)の5番手争いをザルコが僅差で制して5位入賞。フォルガーが6位に入賞した。
7位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が入賞。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は13番グリッドからスタート、8位まで挽回した。9位にエクトル・バルベラ(ドゥカティ)が続き、ロッシと同じく予選から苦戦が続いたチャンピオンシップリーダーのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は10位でチェッカーを受けた。
カル・クロッチロウ(ホンダ)が11位、ロリス・バズ(ドゥカティ)が12位、スコット・レディング(ドゥカティ)が13位、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が14位、ティト・ラバット(ホンダ)が15位が入賞。
16位にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、17位にシルバン・ギュントーリ(スズキ)、18位にポル・エスパルガロ(KTM)、19位にサム・ロウズ(アプリリア)の順で続いた。
ペトルッチは5番手走行中の23周目に5コーナーで転倒しリタイア。ジャック・ミラー(ホンダ)は10番手走行中の14周目にコーナーで転倒しリタイア。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は序盤は上位につけていたが後退、8周目にマシントラブルでストップした。ブラドリー・スミス(KTM)は2日目のフリー走行4回目の転倒で左手小指を負傷したため、決勝レースを欠場。明日行なわれるオフィシャルテスト、引き続き行なわれるプライベートテストを欠場する予定。
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