MotoGP第16戦オーストラリアGP、Moto3クラスは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで決勝レースを行ない、ブラッド・ビンダー(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは23周でスタートしたが、スタート直後の2コーナーで4台が多重クラッシュ。3周目の6コーナーではニッコロ・ブレーガ(KTM)がイン側のファビオ・クアルタラーロ(KTM)と接触して転倒リタイア、4周目の10コーナーではガブリエル・ロドリゴ(KTM)がファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)に接触、ジャンアントニオとアウト側にいたフランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)が転倒リタイアとなる。
そして、6周目の9コーナー立ち上がりでトップ集団にいたジョン・マクフィー(プジョー)が転倒、アンドレア・ミーニョ(KTM)とエネア・バスティアニーニ(ホンダ)が巻き込まれて転倒し、レースは赤旗中断となる。
約15分間の中断の後、レースは24人のライダーにより、10周で再スタートが切られた。スタートからビンダーがトップに立ち、序盤こそアンドレア・ロカテッリ(KTM)がビンダーを追ったものの、5周目にはビンダーが約4秒のリードを取って、そのままトップ独走でチェッカーを受けた。ロカテッリが単独2位でチェッカー。3位以下は序盤からゴールまで16人のライダーが大集団の接戦を展開。順位を入れ替えながら周回を重ね、最後にスリップから抜け出したアロン・カネト(ホンダ)が3位に入賞した。3位から14位までの12人のライダーが約1秒半の僅差でゴールラインを通過。
4位にダリン・ビンダー(マヒンドラ)、5位にリビオ・ロイ(ホンダ)、6位にホルヘ・マルティン(マヒンドラ)、7位にマルコス・ラミレス(マヒンドラ)が入賞。尾野 弘樹(ホンダ)が8位、ジュール・ダニーロ(ホンダ)が9位、ボ・ベンスナイダー(KTM)が10位。再スタートレースを4番グリッドからスタートした鈴木 竜生(マヒンドラ)は序盤は集団の先頭を引っ張ったが、13位入賞となった。