MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラス3日目 決勝
2025/03/17
MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラス3日目、決勝が日曜日、アルゼンチン、アウトドロモ・インテルナシオナル・デ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催された。昨日のスプリントでの転倒により、左肩と胸骨にケガをしたミゲール・オリベイラ(ヤマハ)は、日曜日は欠場。母国ポルトガルへ帰国し、精密検査を受ける。
日本時間午後10時40分(現地時間午後10時40分)から10分間行なわれたウォームアップ走行は、気温21度、路面温度26度、湿度86%、曇ったドライコンディション。少し、風が強かった。この走行トップはマルク・マルケス(ドゥカティ)、2番手アレックス・マルケス(ドゥカティ)、3番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)。小椋藍(アプリリア)は15番手、1分38秒802だった。
日本時間深夜3時(現地時間午後3時)から25周で開催された決勝は、気温26度、路面温度36度、湿度67%、曇ったドライコンディション。ウォームアップ走行後のメディカルチェックで、左肩の痛みがあり、ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)は欠場することになった。
南米特有の熱狂的な大歓声の中、スタート前にはロザリオ・エルナンデスとサンティアゴ・メサドによるタンゴが披露され、歌手のマルセロ・トレドにより国家が斉唱された。大会記録を更新する延べ208979人の観客が見守る中で華やかに開催された。
タイヤ選択は、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、ジャンアントニオ、アレックス・リンス(ヤマハ)、フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)、ソムキャット・チャントラ(ホンダ)が前ミディアム後ソフトを選択。他は全員、前後ミディアムだった。
ポールポジションスタートのマルク・マルケスがホールショット。アレックス・マルケス、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ホンダ)、ジャンアントニオ、モルビデリ、ペドロ・アコスタ(KTM)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ジョアン・ミル(ホンダ)、小椋のトップ10で続いた。
1コーナーでマルコ・ベゼッキ(アプリリア)が転倒し、近くを走行していたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に接触。ベゼッキはリタイア、クアルタラロは走行を続けた。後ソフトタイヤを選択していたモルビデリは、3周目にザルコを抜いて4番手へ。4周目、更にバニャーヤもかわして3番手。トップは4周目、アレックス・マルケスがマルク・マルケスを抜いて1番手となった。
小椋は4周目にアコスタ、6周目にミルを抜いて8番手を走行した。終盤20周まではトップを守ったアレックス・マルケスを19周目にレース最速ラップの1分38秒243を記録し、追撃していたマルク・マルケスが、21周目5コーナーで捉え、再びマルク・マルケスがトップに立った。マルク・マルケスはそのまま後続を引き離し、トップでチェッカー。2位にアレックス・マルケスが入った。3位はモルビデリ。モルビデリは2021年ヘレス以来の表彰台で、ドゥカティでは初の表彰台。
4位バニャーヤ、5位ジャンアントニオ、6位ザルコ、7位ビンダー。8位でチェッカーを受けたのは小椋だったが、後に認証されていないバージョンのソフトウェアを使ったとして失格となった。繰り上がり8位アコスタ、9位ミル、10位ルカ・マリーニ(ホンダ)、11位リンス。トップ10にホンダが3台入った。
優勝したマルク・マルケスは、MotoGP全カテゴリー合計90勝というレジェンドライダー、アンヘル・ニエトの記録に並んだ。ポイントランキングは、1番手マルク・マルケス74、2番手アレックス・マルケス58、3番手バニャーヤ43。次戦、第3戦アメリカGPは、3月28日から始まる。
MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラス3日目決勝
1 マルク・マルケス(ドゥカティ)
2 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
3 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
4 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
5 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
6 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
7 ブラッド・ビンダー(KTM)
8 ペドロ・アコスタ(KTM)
9 ジョアン・ミル(ホンダ)
10 ルカ・マリーニ(ホンダ)
11 アレックス・リンス(ヤマハ)
12 マーベリック・ビニャーレス(KTM)
13 ジャック・ミラー(ヤマハ)
14 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
15 フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)
16 エネア・バスティアニーニ(KTM)
17 ソムキャット・チャントラ(ホンダ)
RT マルコ・ベゼッキ(アプリリア)
NC 小椋藍(アプリリア)
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