MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラス2日目 スプリント
2025/03/16
MotoGP第2戦アルゼンチンGP Moto2クラス2日目、スプリントが土曜日、アルゼンチン、アウトドロモ・インテルナシオナル・デ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催された。日本時間深夜3時(現地時間午後3時)から始まるスプリント前には、老若男女、南米はたまた世界各地から多くの観客が訪れ、スタンド席は満席状態の場所も多かった。気温20度、路面温度27度、湿度83%、スタート前には雨も心配されたが、曇ったドライコンディション。
スタートは、ポールポジションスタートのマルク・マルケス(ドゥカティ)がホールショットを奪い、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)と続いた。3番手スタートのヨハン・ザルコ(ホンダ)は、スタートで遅れ、バニャーヤ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ペドロ・アコスタ(KTM)に先を許した。7番手をファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)、ブラッド・ビンダー(KTM)で争っていたが、モルビデリの後方にビンダーが接触、第3セクターで転倒。この接触については、現在調査中。
先頭のマルク・マルケスは3周目には1分37秒706のレース最速を記録し、2番手アレックス・マルケスから逃げた。3番手のバニャーヤは、徐々にトップ2と4番手とは距離が離れ、ほぼ独走となった。2周目にクアルタラロ、5周目にアコスタを再び捉えたザルコはその後、4番手をキープ。5周目、14番手を走行していたミゲール・オリベイラ(ヤマハ)と後ろに居たフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)が接触。オリベイラはリタイア。アルデゲールは白い煙を吐きながらも、コースに復帰。この接触についても、現在調査が入っている。
7周目には19番手を走行していたロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)がピットイン、そのままリタイア。折り返しても、トップ3は安定した走りで後方を離し、4番手ザルコ、5番手以降はジャンアントニオ、ベゼッキ、アコスタ、モルビデリ、クアルタラロ、ジョアン・ミル(ホンダ)が続いた。
トップのマルク・マルケスは、2周目以降、0.5秒以内の差でラップタイムを刻み、最後はアレックス・マルケスに0.903秒差を付けチェッカー。2位はアレックス・マルケス。3位がバニャーヤ。ザルコが4位。5位ジャンアントニオ、6位ベゼッキ、7位モルビデリ、8位ミル、9位アコスタ、10位クアルタラロ。11位ジャック・ミラー(ヤマハ)、12位アレックス・リンス(ヤマハ)、13位ルカ・マリーニ(ホンダ)、14位エネア・バスティアニーニ(KTM)、15位に小椋藍(アプリリア)が入った。
マルケス兄弟はタイGPに続きスプリントは兄弟ワンツーフィニッシュ。バニャーヤは2戦連続スプリント3位。ザルコの4位は2023年バレンシアGPスプリントでマルク・マルケスが3位に入って以来のホンダ好成績。トップ10には全5メーカーが並び、そのうちホンダが2台入った。明日は日本時間深夜3時(現地時間午後3時)から25周で決勝が開催される。
MotoGP 第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラス2日目 スプリント
1 マルク・マルケス(ドゥカティ)
2 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
3 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
4 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
5 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
6 マルコ・ベゼッキ(アプリリア)
7 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
8 ジョアン・ミル(ホンダ)
9 ペドロ・アコスタ(KTM)
10 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
11 ジャック・ミラー(ヤマハ)
12 アレックス・リンス(ヤマハ)
13 ルカ・マリーニ(ホンダ)
14 エネア・バスティアニーニ(KTM)
15 小椋藍(アプリリア)
16 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
17 ソムキャット・チャントラ(ホンダ)
18 マーベリック・ビニャーレス(KTM)
19 フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)
RT ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
RT ミゲール・オリベイラ(ヤマハ)
RT ブラッド・ビンダー(KTM)
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