MotoGP第2戦アルゼンチンGP Moto3クラス3日目 決勝
2025/03/17
MotoGP第2戦アルゼンチンGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、アルゼンチン、アウトドロモ・インテルナシオナル・デ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催された。この決勝では、前戦タイGP決勝での危険走行によるペナルティーで、ダビド・ムニョス(KTM)はピットレーンスタート、ジョエル・ケルソ(KTM)にはダブルロングラップペナルティーが科されている。日本時間深夜12時(現地時間午後12時)から18周で開催された決勝は、気温23度、路面温度31度、湿度78%、曇りのドライコンディション。時折風速7km/hの風が吹いていた。
スタートは、3番グリッドスタートの山中琉聖(KTM)が好スタートでホールショットを奪う。2番手以降、アルバロ・カルペ(KTM)、ダビド・アルマンサ(ホンダ)、アンヘル・ピケラス(KTM)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、マッテオ・ベルテッレ(KTM)、ヴァレンティン・ペロネ(KTM)、リカルド・ロッシ(ホンダ)、ジョエル・エステバン(KTM)、ジョエル・ケルソ(KTM)、古里太陽(ホンダ)の順で続いた。
混戦のトップ集団は2周目に入り、トップはルーキーのカルペ、ルエダ、アルマンサ、山中、ベルテッレ、ケルソ、古里のトップ7が1秒以内で激しいバトルを続けた。ケルソは、2周目ロングラップへ入り、順位を落とす。トップ集団は2周目以降もテイルトゥーノウズ、サイドバイサイドの激しい争いが続き、順位も激しく入れ替わった。後方では、8周目にグイド・ピニ(KTM)が7コーナーで転倒、リタイア。
9周目、8番手を走行中の山中はリカルド・ロッシ(ホンダ)と接触があり、順位を落とす。ピットレーンスタートだったダビド・ムニョス(KTM)は一度ピットイン、再び最後尾でスタートしたものの、16周目にピットイン、リタイア。10周目、古里は順位を2番手に上げ、11周目にはトップに立った。マルコス・ウリアルテ(ホンダ)は11周目にリタイア。
12周目、ポールポジションスタートだったマッテオ・ベルテッレ(KTM)がトップに立ち、古里はその後も激しい2番手争いを繰り広げた。17周目、14番手を走行していた地元アルゼンチン唯一のMotoGPライダー、ペロネが転倒、リタイア。
トップ集団が混戦のまま迎えた最終ラップ、集団の中に居たカルペがアドリアン・クルセス(KTM)と接触、転倒、リタイア。トップ集団は混戦を極めた。最終コーナーの激しいバトルを抜けて、トップでチェッカーを受けたのはピケラス。2位に入ったアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)とは0.036秒差だった。3位はルエダでトップと0.125秒差。古里はトップと0.236秒差の4位でチェッカーを受けたが、最終ラップの混戦の中、トラックリミットを超えていたことが判明。1ポジションダウンが科され5位。繰り上がり4位のベルテッレは、トップとの差が0.373秒だった。
6位はアルマンサ、7位ルカ・ルネッタ(ホンダ)、8位はペナルティーでダブルロングラップを科されていたケルソ。山中は9位に入った。10位ステファノ・ネパ(ホンダ)。トップ10中、5台がホンダ勢だった。古里は11ポイント、山中は7ポイントを獲得した。年間ポイントランキングトップは、ルエダで41ポイント、2番手フェルナンデス36ポイント、3番手ピケラス29ポイントとなっている。
次戦アメリカGPは、3月28日、金曜日、日本時間午後11時(現地時間午前9時)からMoto3のフリー走行1が始まる。テルマスよりも更に1時間、時差が広がるテキサス、日本人ファンにとっても厳しい戦いが続く。
MotoGP 第2戦アルゼンチンGP Moto3クラス 3日目 決勝
1 アンヘル・ピケラス (KTM)
2 アドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
3 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
4 マッテオ・ベルテッレ (KTM)
5 古里太陽 (ホンダ)
6 ダビド・アルマンサ (ホンダ)
7 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
8 ジョエル・ケルソ (KTM)
9 山中琉聖 (KTM)
10 ステファノ・ネパ (ホンダ)
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