トーレスがSBK初優勝 (SBK最終戦カタール 決勝第1レース)
2015/10/19
SBK(スーパーバイク世界選手権)第13戦カタールラウンドは、カタールのロサイル・インターナショナルサーキットで決勝第1レースを行ない、ジョルディ・トーレス(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)が優勝した。
SBKの決勝第1レースは現地時間の19時にナイトレースとしてスタート、気温32度、路面温度37度のドライコンディションで争われた。
好スタートを切ったのはトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)、チャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)が2番手で続くが、3周目の2コーナーでジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)がデイビスを交わして2番手に浮上。カワサキがワンツー体制を築き、後続を引き離していく。
トーレスはアレックス・ロウズ(ボルトコム・クレセント・スズキ)、デイビス、レオン・ハスラム(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)との3番手争いを制して、レース中盤の8周目には単独3番手に浮上、トップを争うカワサキの2台を追う。
トップ争いはサイクスがトップをキープしていたが、ペースが上がらず、トーレスの接近に気づいたレイが10周目の6コーナーでサイクスのインをついてトップに浮上。サイクスは12周目のストレートでトーレスにも交わされ3番手に後退する。
そして、13周目のストレートでレイのスリップから抜け出したトーレスはトップに浮上し、終盤のトップ争いはレイとトーレスの二人によるバトルとなる。トーレスはトップに浮上した後はポジションをキープ。レイも無理に前に出ることはなく、トーレスのテールをぴったりとマークする。最終ラップの6コーナーでレイが勝負をしかけるが、トーレスも譲らない。そして、勝負は最終コーナーへ。アウトからかぶせたレイだったが、ラインを外して、トーレスが前に。そのままトーレスがSBK初優勝となるチェッカーを受けた。
レイが2位、単独3位にサイクスが入賞。デイビスが単独4位でゴールし、追い上げたマイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)が5位に入賞。ハスラムが6位に続き、単独7位にチャビ・フォレス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)が入賞。
終盤、5台によるバトルとなった8位争いをダビド・サロム(チームペデルチーニ)が制し9位にレアンドロ・メルカド(バーニレーシングチーム)、10位にシルバン・ギュントーリ(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)の順で続いた。
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