MotoGP第20戦バルセロナGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/11/17
MotoGP第20戦バルセロナGP MotoGPクラス3日目、決勝が日曜日、スペイン、バルセロナ-カタルニア・サーキットで開催された。日本時間午後5時40分(現地時間午前10時40分)から10分間行なわれたウォームアップ走行は、気温9度、路面温度10度、湿度98%、雲の多いドライコンディション。この走行トップは、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)で1分40秒917だった。2番手は、終了間際に5コーナーで転倒も喫したペドロ・アコスタ(KTM)、3番手は来期からヤマハテストライダーが決定しているアウグスト・フェルナンデス(KTM)。
セッション終了後の時間帯に、1コーナーを鋭く入ったマルク・マルケス(ドゥカティ)がジョアン・ミル(ホンダ)に接触し、転倒はなかったものの、調査が入った。中上貴晶(ホンダ)は1分41秒776で12番手だった。
日本時間午後10時(現地時間午後2時)から24周で開催された決勝は、気温18度、路面温度16度、湿度63%、雲一つない青空のドライコンディション。レーシング・フォー・バレンシアの巨大な旗が掲げられ、ピアニストのローラ・アンドレスとバイオリン奏者によるスペイン国家、カタルニア国歌の演奏が行なわれた。バレンシア地方の洪水被害により、急遽開催となったバルセロナGPだが、チケットは完売、延べ134848人が観戦し、今年のMotoGP総合観客動員は300万人を超えた。
タイヤ選択は、前ハード後ソフト、前ハード後ミディアム、前後ハードと分かれた。スタートは、後ソフトタイヤのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が好スタートでホールショット。後ミディアムタイヤのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)は2番手に着けた。すぐ後ろにマルク・マルケス(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、ペドロ・アコスタ(KTM)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドウカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)のトップ10で続いた。
2周目にはマルク・マルケスがマルティンを抜いて2番手。3周目には、エスパロガロがバスティアニーニを抜いて4番手に上がった。4周目にはマルク・マルケスが1分40秒088のレース最速を記録しバニャーヤを追う。バニャーヤも4周目1分40秒143の自身最速で逃げた。7周目には一時は11番手まで順位を上げていたジョアン・ミル(ホンダ)が転倒。
トップ2とマルティンの差は徐々に開き、マルティンと4番手エスパロガロの差も開いた。折り返し過ぎた頃からは、トップのバニャーヤと2番手マルク・マルケスの差も徐々に開き、トップ3はそのままチェッカー。優勝はバニャーヤ、3位に入ったマルティンは、年間チャンピオンを獲得した。MotoGPクラスへの変更後、初めてのインディペンデントチームによるチャンピオン獲得。
4位はエスパロガロとのバトルの末、アレックス・マルケス。5位は現役引退レース、チェッカー後、仲が良いマルティンが最初にマシンを止めてハグしたエスパロガロ、6位ビンダー、7位バスティアニーニ、8位モルビデリ、9位はアコスタを0.134秒差でかわしたベゼッキ、10位アコスタ。アコスタと0.138秒差の11位ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)。中上は17位完走で現役最終戦を終えた。
チャンピオンのマルティンは、MotoGP史上初の年間500ポイントを越えて、508ポイント。2位バニャーヤ498、3位マルク・マルケス392、4位バスティアニーニ386、5位ビンダー217、6位アコスタ215、7位マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)190、8位アレックス・マルケス173、9位モルビデリ173、10位は欠場中のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)165。中上は31ポイント19位。
MotoGP 第20戦バルセロナGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 マルク・マルケス(ドゥカティ)
3 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
4 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
5 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
6 ブラッド・ビンダー(KTM)
7 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
8 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
9 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
10 ペドロ・アコスタ(KTM)
11 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
12 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
13 ジャック・ミラー(KTM)
14 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
15 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
16 ルカ・マリーニ(ホンダ)
17 中上貴晶(ホンダ)
18 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
19 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
20 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)
21 アレックス・リンス(ヤマハ)
22 ステファン・ブラドル(ホンダ)
RT ジョアン・ミル(ホンダ)
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