MotoGP第20戦バルセロナGP Moto2クラス2日目 予選結果
2024/11/16
MotoGP第20戦バルセロナGP Moto2クラス2日目、予選が土曜日、スペイン、バルセロナ-カタルニア・サーキットで開催された。日本時間午後5時20分(現地時間午前9時20分)から30分間行なわれたP2は、気温11度、路面温度11度、湿度93%、晴れたドライコンディション。寒い土曜日の早朝にもかかわらず、既に多くの観客の姿が見られた。
この走行トップは、スペシャルヘルメットで参戦しているアロン・カネト(カレックス)で記録は1分42秒262。2番手は、ジョー・ロバーツ(カレックス)の代役ホルヘ・ナバロ(カレックス)1分42秒416。ロバーツのクルーチーフが、昨日、心臓発作で緊急入院し、今日は休んでいる状態だった。3番手は、娘の患ったウィルスがうつったと思われる体調不良に見舞われながらもジェイク・ディクソン(カレックス)で1分42秒495。小椋藍(ボスコスクーロ)は4番手で1分42秒533だった。
Moto2クラスはP2でP1の記録を上回るライダーが多く、トップ5は全員P2の結果の方が良かった。小椋は総合も4番手。Q2スタートを果たした。
日本時間午後9時45分(現地時間午後1時45分)から15分間で争われた予選Q1は、気温19度、路面温度17度、湿度62%、部分的に曇ったドライコンディション。アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)が6周目の記録1分42秒814で1番手だった。2番手セナ・エイジアス(カレックス)で1分42秒879。3番手アルベルト・アレナス(カレックス)1分42秒931、4番手ジャウメ・マシア(カレックス)1分42秒949。以上4名がQ2進出。
日本時間午後10時10分(現地時間午後2時10分)から15分間で競われたQ2は、気温19度、路面温度18度、湿度62%、一部曇ったドライコンディション。開始早々、フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)が14コーナーで転倒。続いて、ナバロも転倒。イエローフラッグが続き、この影響で小椋は前半、タイム計測が出来なかった。
終盤には、アレナスが1コーナーで転倒、イエローフラッグが再び出された。結果は、6周目に1分42秒003を記録したカネトが1番手。バレンシア被災者のためのオークションにツナギを提供するなどしていたカネトは、インタビューでもこのポールポジションは全てバレンシアのためと語っていた。
2番手マニュエル・ゴンザレス(カレックス)1分42秒149。ゴンザレスは年間ポイント3位を争う5人の中で一番好グリッドスタートとなる。3番手は最終7ラップ目に1分42秒215を記録したゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)。グールベルクは初の晴天でのフロントロー獲得。4番手ディクソン1分42秒235、ディクソンは3年間在籍したチームを離れ、来期エルフ・マークVDSへ移籍が決まっており、チームへの感謝が書かれたヘルメットで参戦している。
5番手は小椋で6周目の記録1分42秒370。6番手ディオゴ・モレイラ、7番手フィリップ・サラッチ、8番手セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)。ビエッティは年間ポイント3位の争いもしており、今日の結果には不満そうな表情だった。9番手ナバロ、10番手エイジアス。
明日、日本時間午後8時15分(現地時間午後12時15分)から21周で開催される決勝。年間チャンピオンの小椋にとってはMotoGP昇格前、最後のMoto2レース。明日は決勝後、日本時間では月曜午前3時30分(現地時間午後7時30分)から、MotoGPアワードの表彰式も開催される。
MotoGP 第20戦バルセロナGP Moto2クラス 予選結果
1 アロン・カネト(カレックス) 1分42秒003 (Q2)
2 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分42秒149 (Q2)
3 ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス) 1分42秒215 (Q2)
4 ジェイク・ディクソン(カレックス) 1分42秒235 (Q2)
5 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分42秒370 (Q2)
6 ディオゴ・モレイラ(カレックス) 1分42秒534 (Q2)
7 フィリップ・サラッチ(カレックス) 1分42秒604 (Q2)
8 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス) 1分42秒619 (Q2)
9 ホルヘ・ナバロ(カレックス) 1分42秒667 (Q2)
10 セナ・エイジアス(カレックス) 1分42秒678 (Q2)
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