MotoGP第20戦バルセロナGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/11/16
MotoGP第20戦バルセロナGP MotoGPクラス2日目、スプリントが、スペインのバルセロナ-カタルニア・サーキットで開催された。日本時間午後11時(現地時間午後3時)から12周で開催されたスプリントは、気温19度、路面温度20度、湿度62%、雲はあるものの晴れたドライコンディション。
タイヤ選択はホルヘ・マルティン(ドゥカティ)とフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ホンダ)は前ミディアム後ソフト。ブラッド・ビンダー(KTM)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、アレックス・リンス(ヤマハ)、ジャック・ミラー(KTM)、ペドロ・アコスタ(KTM)は前ハード後ミディアム。他は全員が前ハード後ソフトだった。
スタートは、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が好スタートを切ったものの、8番グリッドスタートのバスティアニーニが1、2コーナーでイン側を激しく攻めトップに立つ。それでも、バニャーヤは再びバスティアニーニをかわしてトップへ。3番手にマルティンが着けた。
1周目の序盤にマルク・マルケス(ドゥカティ)と接触、前方カウルが飛び散ったペドロ・アコスタ(KTM)はピットイン、そのままリタイア。バニャーヤ、バスティアニーニ、マルティン、モルビデリ、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、マルク・マルケス、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、ジョアン・ミル(ホンダ)のトップ10で1周目を終えた。
2周目、バニャーヤは1分39秒171のレース最速ラップを記録し、逃げる体勢。3周目に入り、マルティンはバスティアニーニを捉え2番手へ。4周目1コーナーではバスティアニーニが再びマルティンを抜いて2番手。5周目同じ1コーナーではマルティンの右足、バスティアニーニの左足が当たったように見える接戦で再びマルティンが前へ出た。バスティアニーニのすぐ後ろには、モルビデリ、アレックス・マルケス、エスパロガロも続いていた。
トップのバニャーヤは6周目まで1分39秒台を続け、マルティンとの差を1秒以上広げた。マルティンも3番手以下と0.5秒以上差を広げ、バスティアニーニ、モルビデリ、アレックス・マルケス、エスパロガロが3番手を争った。
トップはバニャーヤが後半に入ると1分40秒台を安定して走り、最後まで逃げ切って優勝。チェッカーフラッグは、歌手のローラ・インディゴが振っていた。2位は、最終ラップ5コーナーで後半徐々にマルティンを追い上げていたバスティアニーニがインから差し込み、2位でフィニッシュ。3位マルティン。現役最終スプリントを迎えたエスパロガロが4位。5位アレックス・マルケス、6位モルビデリ、7位マルク・マルケス、8位ベゼッキ、9位ブラッド・ビンダー(KTM)、10位クアルタラロ。中上貴晶(ホンダ)は17位。
年間チャンピオン確定は明日の決勝まで持ち越された。明日、日本時間午後10時(現地時間午後2時)から24周で開催される決勝で、マルティンが9位以上(7ポイント以上獲得)だとバニャーヤが優勝してもチャンピオンはマルティンに決まる。追うバニャーヤは、優勝且つマルティンが10位以下、2位ならばマルティンが15位以下の場合のみ、チャンピオンは3年連続でバニャーヤになる。そして、年間3位を5ポイント差で争うバスティアニーニとマルク・マルケス。明日は、中上にとっては現役最後のレース。日本メーカーのホンダ勢、ヤマハ勢も是非、応援したい。
MotoGP 第20戦バルセロナGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
3 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
4 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
5 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
6 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
7 マルク・マルケス(ドゥカティ)
8 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
9 ブラッド・ビンダー(KTM)
10 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
11 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
12 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
13 ジョアン・ミル(ホンダ)
14 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
15 ルカ・マリーニ(ホンダ)
16 アレックス・リンス(ヤマハ)
17 中上貴晶(ホンダ)
18 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
19 ジャック・ミラー(KTM)
20 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
21 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)
22 ステファン・ブラドル(ホンダ)
RT ペドロ・アコスタ(KTM)
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