MotoGP第19戦マレーシアGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/11/03
MotoGP第19戦マレーシアGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、マレーシアにあるペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午後1時(現地時間午後12時)から15周で争われた決勝は気温33度、路面温度50度、湿度56%、雲はあるものの晴れたドライコンディション。
スタートは、2番グリッドスタートのイバン・オルトラ(KTM)が好スタートでホールショットを奪う。ダビド・アルマンサ(ホンダ)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ダビド・アロンソ(CFMOTO)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、ジョエル・ケルソ(KTM)、ルカ・ルネッタ(ホンダ)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、二コラ・カラッロ(KTM)、鈴木竜生(ハスクバーナ)、アンヘル・ピケラス(ホンダ)、山中琉聖(KTM)、古里太陽(ホンダ)のトップ13で続いた。後方では2コーナーでジョエル・エステバン(CFMOTO)とリカルド・ロッシ(KTM)が絡む接触で両者転倒。
先頭は、アルマンサがオルトラを抜き、トップ集団はテイルトゥーノウズで続いた。2周目に入り、トップ争いが激しくなり、13コーナーでオルガドがアロンソに接触、転倒リタイア。トップ集団で争っていたフェルナンデスはマシントラブルでストップ。4周目、後方から最速ラップで5番手まで追い上げていたダビド・ムニョス(KTM)がピットスルーペナルティーへ入り順位を落とす。
トップはアルマンサからケルソに代わり、古里、アルマンサ、ベイヤー、オルトラが混戦で続く。更に、4周目にレース最速ラップ2分11秒047を記録したアロンソ、鈴木、山中と続いた。6周目、転倒後に再スタートしていたピケラスもピットイン、リタイア。折り返しが近付く7周目、スコット・オグデン(ホンダ)がピットイン。トップは、古里がケルソと激しい戦いを繰り広げた。
折り返して8周目には、古里がケルソを捉えトップに立つ。その後ろには、アロンソ、オルトラ、鈴木、ベイヤー、山中が続いた。5番手まで順位を上げた鈴木は、マシントラブルで9周目にストップ。トップ争いは、アロンソとオルトラがケルソを抜いて古里に迫ってきた。10周目にはカラッロが4コーナーで転倒、リタイア。ノア・デットウィラー(KTM)は9コーナーで転倒。
古里は懸命にトップで逃げ切ろうとするが、12周目14コーナーでアロンソが古里をかわしてトップへ立った。残り3周も古里は必至にアロンソに食らい付くが、アロンソが逃げ切りトップでチェッカー。0.088秒差で古里が2位に入った。3位争いもバトルは続き、最後に制したのはホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)。オルトラ4位、ベイヤー5位、ケルソ6位、山中7位。
アロンソは軽量級クラス年間勝利数の最多記録を13まで伸ばした。レース後のインタビューでは、自身の所属するアスパーチームも在籍しているバレンシア地方の洪水被害について、今日はチームだけのために走ったと話し、賞金はバレンシアのために使うと話していた。チャンピオンのアロンソは年間ポイントを396まで伸ばし、2番手のオルガド236、3番手のベイヤーも236ポイントで並んだ。オルトラは4番手217。古里が128ポイントで10番手。山中120ポイント11番手、鈴木88ポイント14番手。
バレンシアでの開催がキャンセルと決まった最終戦の場所は公式にはまだ発表されていないが、次戦、第20戦は2週間後、11月15日に始まる予定。
MotoGP 第19戦マレーシアGP Moto3クラス 3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 古里太陽 (ホンダ)
3 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
4 イバン・オルトラ (KTM)
5 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
6 ジョエル・ケルソ (KTM)
7 山中琉聖 (KTM)
8 ステファノ・ネパ (KTM)
9 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ)
10 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
RT 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
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