MotoGP第19戦マレーシアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/11/02
MotoGP第19戦マレーシアGP MotoGPクラス2日目、スプリントが、マレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午後4時(現地時間午後3時)から10周で開催されたスプリントは、気温30度、路面温度40度、湿度71%、小雨の降り出したドライコンディション。レース前には、次戦、最終戦を開催予定だったバレンシアの洪水被災者へ1分間の黙とうが捧げられた。
タイヤ選択は全員スリックの前ソフト後ミディアム。レース前には白旗も振られ、天候などにより、マシン交換可能なレースとなった。スタートは、2番グリッドスタートのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)が1コーナーインへ入り、ポールポジションスタートのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)からトップを奪った。その後ろには、マルク・マルケス(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ジャック・ミラー(KTM)、ペドロ・アコスタ(KTM)がトップ10で続いた。
2周目、バニャーヤは1分57秒812の周回トップでマルティンに必死で食らい付いていた。すぐ後ろにはマルク・マルケスも着けていた。4番手バスティアニーニの後ろでは、アレックス・マルケスが5番手浮上。クアルタラロが6番手に上がっていた。3周目9コーナー、バニャーヤはフロントを失い転倒。トップのマルティンには、無線でバニャーヤの転倒が伝えられたものの、ピットボードには「FOCUS(集中)」のメッセージが出され、マルティンはこの後もほぼ独走状態に入る。
2番手マルク・マルケス、3番手バスティアニーニ、4番手アレックス・マルケス、5番手クアルタラロ、6番手モルビデリ、7番手ビンダー。ミラーとアコスタの8番手争いはその後も激しく繰り広げられた。7周目には、13番手を走行していたヨハン・ザルコ(ホンダ)がマシントラブルでストップ、白煙を上げていた。
マルティンは安定した走りのままトップでチェッカー。2位マルク・マルケス、3位バスティアニーニ。中上貴晶(ホンダ)は17位完走。優勝して12ポイントを獲得したマルティンは、合計465までポイントを伸ばし、リタイア、ノーポイントに終わったバニャーヤ436と29ポイント差。明日の決勝の結果次第では、明日にもマルティンのチャンピオンが決定する。マルティンが優勝した場合、バニャーヤは2位に入らなければ、チャンピオンはマルティンに確定する。
明日、日本時間午後4時(現地時間午後3時)から20周で開催される決勝。29ポイント差を付け、チャンピオンに王手をかけたマルティンに対し、2年連続ディフェンディングチャンピオンのバニャーヤは明日の決勝どう挑むのか。今日のスプリントではクアルタラロ5位、リンス11位に入ったヤマハ。新パーツ導入のホンダ。明日も見逃がせない決勝が用意されている。
MotoGP 第19戦マレーシアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 マルク・マルケス(ドゥカティ)
3 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
4 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
5 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
6 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
7 ブラッド・ビンダー(KTM)
8 ジャック・ミラー(KTM)
9 ペドロ・アコスタ(KTM)
10 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
11 アレックス・リンス(ヤマハ)
12 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
13 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
14 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
15 ルカ・マリーニ(ホンダ)
16 ジョアン・ミル(ホンダ)
17 中上貴晶(ホンダ)
18 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
19 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
20 ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
RT ヨハン・ザルコ(ホンダ)
RT フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
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