MotoGP第19戦マレーシアGP Moto3クラス1日目、フリー走行が金曜日、マレーシアにあるペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午前10時(現地時間午前9時)から35分間で始まったフリー走行は、気温26度、路面温度29度、湿度89％、雨上がりのウェットコンディション。まだ雲に覆われ、場所によっては水しぶきが上がる程ウェットだった。

　この走行のトップはアンヘル・ピケラス(ホンダ)2分23秒835、2番手は9コーナーで転倒もあったダビド・アルマンサ(ホンダ)2分24秒355、3番手ダビド・ムニョス(KTM)2分24秒287。鈴木竜生(ハスクバーナ)は6番手2分25秒002、古里太陽(ホンダ)は11番手2分25秒625、山中琉聖(KTM)は24番手2分27秒374だった。

　日本時間午後2時15分(現地時間午後1時15分)から35分間行なわれたP1は、気温33度、路面温度49度、湿度59％、青空も見え始めたドライコンディション。序盤、古里が2分12秒667を2周目に記録しトップ、ほどなくエイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)が2分11秒684を記録しトップタイムを更新。

　中盤、今シーズン途中から参戦中のエディー・オシア(ホンダ)が11コーナーで転倒。イエローフラッグが出された。周回は重ねられたが、終盤までフェルナンデスのトップタイムは更新されず、残り5分を切って、フェルナンデスが13周目に2分11秒457を記録し、自身のタイムを更新。

　更に残り2分を切り、ダビド・アロンソ(CFMOTO)が12周目に2分11秒241のトップタイムを記録した。2番手はフェルナンデス。古里が3番手に入り、記録は12周目の2分11秒707。4番手には、12周目に2分11秒733を記録した山中。鈴木は12周目に2分12秒245を記録して10番手に入った。

　明日、日本時間午前9時40分(現地時間午前8時40分)から30分間で行なわれるP2と合わせた上位14名は、予選Q2スタートが出来る。P1では、古里、山中、鈴木3名ともトップ10入り。トップから10番手の鈴木までのギャップは1.004秒。明日も今日に引き続き上位でQ2スタートを期待したい。

　トップ14に5台が入ったホンダ勢は、現在264ポイントでコンストラクターズランキング、CFMOTO、KTMに続き3番手に入っている。現在、最終戦が行なわれる予定のバレンシアで洪水被害が起こっており、最終戦がどうなるかは未定だが、予定では残り2戦、こちらの動きにも注目したい。

　Moto3クラス、明日の予選は日本時間午後1時50分(現地時間午後12時50分)から予選Q1、続いて日本時間午後2時15分(現地時間午後1時15分)からQ2がそれぞれ15分間で開催される。午前の走行がQ2進出にカウントされるのは今年までとなっており、明日は是非、朝からQ2進出を賭けた緊迫感のある走行を楽しみたい。


MotoGP 第19戦マレーシアGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 2分11秒241 (P1)
2 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 2分11秒457 (P1)
3 古里太陽 (ホンダ) 2分11秒707 (P1)
4 山中琉聖 (KTM) 2分11秒733 (P1)
5 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 2分11秒801 (P1)
6 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 2分11秒886 (P1)
7 ダニエル・オルガド (ガスガス) 2分12秒004 (P1)
8 ジェイコブ・ルールストン (ガスガス) 2分12秒165 (P1)
9 スコット・オグデン (ホンダ) 2分12秒202 (P1)
10 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 2分12分245 (P1)