MotoGP第16戦日本GP Moto3クラス2日目 予選結果
2024/10/05
MotoGP第16戦日本GP Moto3クラス2日目、予選が土曜日、栃木県、モビリティー・リゾート・もてぎで開催された。午前8時40分から30分間行なわれたP2は、気温19度、路面温度21度、湿度89%、曇りのウェットコンディション。風は弱く、晴れる様子のない雲に覆われていた。
この走行1番手はアンヘル・ピケラス(ホンダ)で2分05秒716、2番手エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)2分06秒055、3番手ダビド・アルマンサ(ホンダ)2分06秒378。4番手のルカ・ルネッタ(ホンダ)まで上位4台がホンダだった。
山中琉聖(KTM)は2分07秒701で16番手、9コーナーで転倒のあった鈴木竜生(ハスクバーナ)は2分08秒183で19番手。若松怜(ホンダ)は2分08秒379で20番手、鈴木と同じ9コーナーで転倒のあった古里太陽(ホンダ)は2分08秒843で24番手。全員が昨日のP1の記録を更新することはなく、昨日の結果14番手以上がQ2スタートとなった。
午後12時50分から15分間で競われた予選Q1は、気温20度、路面温度23度、湿度86%、曇りのドライコンディション。部分的には濡れている場所もあり、時折、風速6km/hほどの風もあった。序盤の3コーナーで若松がグラベルへ。中盤、古里とダビド・ムニョス(KTM)が接触し、古里は手を挙げて抗議している様子だった。ムニョスには、この接触で注意が出た。
Q1の結果は、1番手ムニョス1分56秒016、2番手ステファノ・ネパ(KTM)1分56秒100、3番手が古里で、記録はチェッカーを受けた最終ラップ8周目に出した1分56秒689。4番手リカルド・ロッシ(ホンダ)1分56秒770、以上4名はQ2進出。若松は6周目の1分58秒599で12番手だった。
引き続き午後1時15分から15分間で争われたQ2は、気温20度、路面温度23度、湿度85%、既に小雨が降っているかと思われる曇りのドライコンディション。開始早々、6コーナー付近では強めの雨も降り、レインフラッグが振られた。序盤からコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)が2周目1分56秒674、3周目1分55秒751を記録しトップへ。
中盤にはイバン・オルトラ(KTM)が3周目に1分55秒364を記録し、自身が昨日樹立した歴代コースラップ記録を更新。その後5コーナーでフィリッポ・ファリオリ(ホンダ)が転倒。終了間際、7周目でベイヤーが1分55秒117を記録しトップとなるが、オルトラはチェッカーを受けた最終ラップ6周目で1分54秒761を出し、歴代コースラップの記録を縮めてポールポジションを獲得した。2番手ベイヤー、3番手には明日にもチャンピオン決定の可能性があるダビド・アロンソ(CFMOTO)。記録は1分55秒170。
山中は6周目の1分55秒494で5番手、古里は6周目の1分56秒418で13番手。鈴木は3周目の1分56秒952で17番手。明日の決勝は山中2列目5番、古里5列目13番、鈴木6列目17番、若松9列目26番グリッドスタート。小雨や路面が濡れている事を忘れるような予選を繰り広げたMoto3クラス、決勝は明日午前11時から17周で開催される。
アロンソは、2番手オルガドより3ポイント以上多くポイント獲得、更に3番手オルトラが6ポイント、4番手ベイヤーが8ポイント、アロンソより多くポイントを獲得しなければ、年間チャンピオンが決定する。チャンピオンの行方と共に、日本人ライダー4人とホンダ勢の活躍にも期待したい。
MotoGP 第16戦日本GP Moto3クラス2日目 予選結果
1 イバン・オルトラ (KTM) 1分54秒761 (Q2)
2 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分55秒117 (Q2)
3 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分55秒170 (Q2)
4 アンヘル・ピケラス (ホンダ) 1分55秒485 (Q2)
5 山中琉聖 (KTM) 1分55秒494 (Q2)
6 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分55秒679 (Q2)
7 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分55秒928 (Q2)
8 ダビド・ムニョス (KTM) 1分55秒931 (Q2)
9 ダニエル・オルガド (ガスガス) 1分56秒165 (Q2)
10 ダビド・アルマンサ (ホンダ) 1分56秒234 (Q2)
13 古里太陽 (ホンダ) 1分56秒418 (Q2)
17 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分56秒952 (Q2)
26 若松怜 (ホンダ) 1分58秒599 (Q1)
こんな記事も読まれています