MotoGP第16戦日本GP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/10/06
MotoGP第16戦日本GP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、栃木県、モビリティー・リゾート・もてぎで開催された。午前11時から17周で争われた決勝は、気温23度、路面温度29度、湿度82%、曇ったドライコンディション。サイティングラップ中に、ダビド・アロンソ(CFMOTO)のカウルスクリーンがヘルメットのバイザーと当たって割れるというハプニングがあり、スタート前にカウルを交換していた。
スタートは、ポールシッターのイバン・オルトラ(KTM)が好スタートでホールショット。アロンソ、アンヘル・ピケラス(ホンダ)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ダビド・ムニョス(KTM)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、山中琉聖(KTM)、ダビド・アルマンサ(ホンダ)、ジョエル・ケルソ(KTM)のトップ10で続いた。
1周目4コーナーではノア・デッドウィラー(KTM)が転倒。混戦のトップ集団は、オルトラ、オルガド、アロンソ、フェルナンデス、ピケラス、ムニョス、山中、ベイヤー、アルマンサ、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)の順で2周目に入った。トップ集団はテイルトゥーノウズで順位を入れ替えながら3周目も続いた。4コーナーではタットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)が転倒。ルカ・ルネッタ(ホンダ)も3周目に転倒。
3周目にはフェルナンデスがオルトラを抜いてトップに立つ。オルガド、ピケラス、山中、ムニョス、アロンソ、ルエダ、ベイヤー、ケルソの順に変わった。5周目10コーナーでは10番手を走行していたケルソが転倒。7周目には二コラ・カラッロ(KTM)が7コーナーで転倒。トップ集団は混戦が続いた。
8周目には山中がオルガドを抜いて4番手まで浮上。折り返しとなる9周目には、一時7番手まで順位を落としていたアロンソがレースベストラップを記録し、山中を抜いて5番手まで浮上。アロンソに続いてベイヤーも順位を上げて来た。その後もアロンソは11周目にオルガド、12周目にはオルトラ、14周目にはトップのフェルナンデスと激しいバトルを繰り広げた末、トップに立つ。
アロンソは残り3周もトップを守り切り、1位でチェッカー。2位は最終ラップでフェルナンデスを抜いたベイヤー。3位にフェルナンデス、4位オルガド、5位ルエダ、6位に山中が入った。7位は鈴木竜生(ハスクバーナ)、8位ムニョス、9位が古里太陽(ホンダ)、10位ステファノ・ネパ(KTM)。初めてのGP参戦だった若松怜(ホンダ)は20位完走。
今年10勝目を挙げたアロンソは、年間チャンピオンを確定し、用意されたポケバイをコース上で走らせ、駆け付けた観客、チームスタッフと喜びあった。コロンビア出身のライダーが年間チャンピオンを獲得するのは、史上初。いつもは陽気なキャラクターのアロンソも、感極まって涙を見せていた。CFmotoは中国メーカー初のチャンピオンとなった。
チャンピオンは確定したものの年間ポイントランキングは、10番手に山中、11番手に古里、12番手に鈴木が入り奮闘している。コンストラクターズでは、ホンダの健闘も期待したいMoto3クラス、次戦、第17戦オーストラリアGPは10月18日、金曜日から始まる。
MotoGP 第16戦日本GP Moto3クラス 3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
3 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
4 ダニエル・オルガド (ガスガス)
5 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
6 山中琉聖 (KTM)
7 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
8 ダビド・ムニョス (KTM)
9 古里太陽 (ホンダ)
10 ステファノ・ネパ (KTM)
20 若松怜 (ホンダ)
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