MotoGP第11戦オーストリアGP Moto2クラス3日目 決勝結果
2024/08/18
MotoGP第11戦オーストリアGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、オーストリア、レッドブルリンクで開催された。日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から23周で開催された決勝は、気温23度、路面温度29度、湿度75%、徐々に晴れてきたドライコンディション。
スタート前のグリッドでは、欠場することになった小椋藍(ボスコスクーロ)のチームメイト、セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)のマシンには「GET WELL SOON」と小椋を励ます紙が張られていた。スタートは、ポールポジションのセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)が1コーナーで大きく膨らみ、アロン・カネト(カレックス)がトップに立った。続いて、ビエッティ、ガルシア、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、ジェイク・ディクソン(カレックス)、マルコス・ラミレス(カレックス)、デニス・オンジュ(カレックス)、トニー・アルボリーノ(カレックス)、ダリン・ビンダー(カレックス)、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)のトップ10で2周目を迎えた。
アレックス・エスクリグ(フォーワード)とマリオ・アジ(カレックス)は1周目に接触、共に転倒、リタイア。バリー・バルタス(カレックス)は6周目、デニス・フォッジャ(カレックス)は11周目、ホルヘ・ナバロ(フォーワード)は22周目にそれぞれ転倒、リタイアした。
2周目にはビエッティがカネトを抜いてトップに立つ。3周目には、ロペスもカネトの前に出て2番手浮上。ビエッティは徐々に後続を離して独走となる。ロペスとカネトは接戦を続けたが、徐々に4番手からディクソンが追い上げていた。ビエッティは首位を独走して1位でチェッカー、2位ロペス。最終ラップ、1コーナーでディクソンはカネトの前に出て、そのままディクソンが3位でチェッカー。最終ラップでは、ディクソンもカネトもトラックリミットを超過していたが、両者が超過したため順位の変動はなかった。
ビエッティは金曜日に8コーナーでかなり大きなハイサイド転倒を喫したものの、今季初、オーストリアGPでは2年連続の優勝を果たした。ロペスは初戦カタールでの優勝に続く2位という好成績に満足しているようだった。3位に入ったディクソンはインタビューで、Moto3でチームメイトのアロンソが話した病欠のメカニックの回復を願っていた。
ポイントランキング3番手のジョー・ロバーツ(カレックス)は9位、ポイントリーダーのガルシアは14位、佐々木歩夢(カレックス)は21位で完走。この結果により年間ポイントは、トップのガルシアが162、2番手は小椋で142、3番手ロバーツ130、4番手ロペス120、5番手アルデゲール112、6番手ビエッティ96、7番手ディクソン94、8番手カネト91、9番手ゴンザレスも91、10番手にソムキャット・チャントラ(カレックス)で64。後半戦を迎えても、Moto2クラスは王者の可能性が多くのライダーに残っている。
次戦アラゴンGPは2週間後、小椋の早期回復と復帰と共に、徐々にMoto2クラスにも慣れてきている様子の佐々木が活躍することを願いたい。
MotoGP 第11戦オーストリアGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
2 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)
3 ジェイク・ディクソン(カレックス)
4 アロン・カネト(カレックス)
5 トニー・アルボリーノ(カレックス)
6 マルコス・ラミレス(カレックス)
7 ブラッド・ビンダー(KTM)
8 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
9 ジョー・ロバーツ(カレックス)
10 フィリップ・サラッチ(カレックス)
21 佐々木歩夢(カレックス)
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