MotoGP第11戦オーストリアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/08/17
MotoGP第11戦オーストリアGP MotoGPクラス2日目、スプリントが土曜日、日本時間午後10時(現地時間午後2時)から14周で、オーストリア、レッドブルリンクで開催された。気温30度、路面温度38度、湿度47%、ほぼ晴れたドライコンディション。
2番手スタートのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が好スタートでホールショットを奪った。1周目から、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)もトップを奪い返し、再びバニャーヤがマルティンを抜き返すという激しいバトルで始まった。2周目の2コーナーシケインでは、バニャーヤとの接触や転倒を避けるため、マルティンがやむを得ずショートカットを通過。続いて、マルク・マルケス(ドゥカティ)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、ジャック・ミラー(KTM)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、ポル・エスパロガロ(KTM)、ブラッド・ビンダー(KTM)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)のトップ10。
1周目の2コーナーではアレックス・マルケス(ドゥカティ)が転倒したものの、アレックス・マルケスは再スタート。その後、マルティンのショートカットに対してロングラップペナルティーが科され、マルティンは8周目にロングラップに入り、順位を3番手に落とした。バニャーヤはマルク・マルケスと1秒以上の差を開き、マルク・マルケスよりも速いペースで周回を重ねた。
10周目、バニャーヤを追っていたマルク・マルケスが転倒。その後ろでは、ミラー、バスティアニーニ、モルビデリ、ビンダーが激しい4番手争いを繰り広げていた。その後もバニャーヤは再び2番手となったマルティンに4秒以上の差を付けたまま、安定した走りを続けてトップでチェッカー。2位はマルティン、3位にはアレイシ・エスパロガロ。トップ3は後半、ほぼ単独走行だった。
4位には12周目にミラーを捉えたバスティアニーニが入り、ミラー、モルビデリ、ビンダーが続けてチェッカーを受けた。8位にはマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、9位ポル・エスパロガロ、10位ペドロ・アコスタ(KTM)。マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が11位、12位にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が入った。中上貴晶(ホンダ)は16位完走。
この結果によって、チャンピオンシップポイントはバニャーヤとマルティンが250ポイントでトップに並んだ。勝利数の差で1番手バニャーヤ、2番手マルティン。3番手はバスティアニーニで198ポイント。4番手以降、マルク・マルケスが179、ビニャーレスが130、アコスタが122、ビンダーが117、エスパロガロが106。昨日のプラクティスでの転倒により今日、明日は欠場となったファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)は104ポイント。
明日、日本時間午後9時(現地時間午後2時)から28周で争われる決勝は、バニャーヤとマルティンの一騎打ちになるのか。それとも1029日ぶりにマルク・マルケスか。地元KTMのビンダーが2021年に続いて再び勝つのか。もっと別なシナリオが待っているのか。ヤマハ、ホンダの復調を願いつつ、楽しいレースを期待したい。
MotoGP 第11戦オーストリアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
3 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
4 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
5 ジャック・ミラー(KTM)
6 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
7 ブラッド・ビンダー(KTM)
8 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
9 ポル・エスパロガロ(KTM)
10 ペドロ・アコスタ(KTM)
11 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
12 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
13 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
14 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
15 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
16 中上貴晶(ホンダ)
17 ルカ・マリーニ(ホンダ)
18 ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
19 ジョアン・ミル(ホンダ)
20 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
RT アウグスト・フェルナンデス(KTM)
RT アレックス・リンス(ヤマハ)
RT マルク・マルケス(ドゥカティ)
RT ステファン・ブラドル(ホンダ)
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