MotoGP第11戦オーストリアGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/08/18
MotoGP第11戦オーストリアGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、オーストリア、レッドブルリンクで開催された。日本時間午後6時(現地時間午前11時)から20周で争われた。気温19度、路面温度25度、湿度82%、いつ雨が降り出しても不思議ではない厚い雲に覆われたドライコンディションで始まった。
昨日のP2と予選でのスローダウンなどを理由に、ダビド・アロンソ(CFMOTO)や鈴木竜生(ハスクバーナ)、古里太陽(ホンダ)など、多くのライダーがロングラップペナルティーやダブルロングラップを科された。Moto3クラスはスタートからハプニングが起こった。ポールポジションのイバン・オルトラ(KTM)がスタート直前、マシントラブルでグリッドからピットへ入り、ピットスタート、最後尾からのスタートとなった。
好スタートでトップに立ったのは、ジョエル・ケルソ(KTM)。ダニエル・オルガド(ガスガス)、アロンソ、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、アンヘル・ピケラス(ホンダ)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、ダビド・ムニョス(KTM)、マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)、山中琉聖(KTM)、ステファノ・ネパ(KTM)が混戦で続いた。
2周目、2コーナーでフィリッポ・ファリオリ(ホンダ)が転倒、再スタート。3周目、ケルソ、ムニョスに続いて3番手に着けていたアロンソはロングラップに入り、10番手まで順位を落とす。トップは、ケルソ、ムニョス、オルガド、ルエダ、ベイヤーがテイルトゥーノウズで続き、6番手に山中が着けていた。ピットスタートとなったオルトラは、上位陣よりも速いラップタイムで追い上げていた。
7周目にはオルガドがトップに立ち、ケルソ、ムニョス、ベイヤー、ルエダも離されることなく続いた。折り返しの11周では、ベイヤーがトップに立ち、ロングラップで順位を落としたアロンソを含めた8番手までがトップ集団に連なった。
15周目、アロンソはトップに浮上。上位8台は大きく離されることはなく続いた。その後ろには、ピットスタートのオルトラ、山中、鈴木、古里らが集団で9番手争いをしていた。最終ラップまで、アロンソ、ムニョス、オルガド、ピケラス、ベイヤーまでのトップ5は激しい戦いが続いたものの、アロンソはトップでチェッカー。2位に0.121秒差でムニョス、ムニョスと0.005秒差でオルガドが3位だった。ピットからのスタートとなったオルトラは9位。鈴木は12位、山中13位、古里は15位でチェッカーを受け、それぞれポイントを獲得した。
年間ポイントは7勝目を挙げたアロンソがポイントリーダーで224ポイント、2番手にオルトラ153、3番手オルガド149、4番手ベイヤー142、5番手ムニョス108、6番手に山中で85ポイント。古里は55ポイントで11番手、鈴木が48ポイントで14番手。優勝インタビューでアロンソは、病気でオーストリアに来ることができなかったメカニックの回復を願う優しい一面を見せていた。
日本人ライダーや日本メーカーのホンダも活躍しているMoto3クラス、次戦、2週間後の第12戦アラゴンGPも楽しみに待ちたい。
MotoGP 第11戦オーストリアGP Moto3クラス 3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 ダビド・ムニョス (KTM)
3 ダニエル・オルガド (ガスガス)
4 アンヘル・ピケラス (ホンダ)
5 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
6 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
7 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
8 ジョエル・ケルソ (KTM)
9 イバン・オルトラ (KTM)
10 古里太陽 (ホンダ)
13 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
14 山中琉聖 (KTM)
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