MotoEクラス、レース1は、日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から7周で争われた。気温25度、路面温度32度、湿度63％、一部雲のあるドライコンディション。2番手スタートのエクトル・ガルゾ(ドゥカティ)がホールショットを奪い、オスカー・グティエレス(ドゥカティ)、ミケール・ポンス(ドゥカティ)、ジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、マッティア・カサデイ(ドゥカティ)、アレッサンドロ・ザッコーネ(ドゥカティ)、エリック・グラナド(ドゥカティ)、マッテオ・フェラーリ(ドゥカティ)、二コラ・スピネッリ(ドゥカティ)のトップ10だったが、10コーナーでフェラーリが転倒。

　トップ集団は、混戦のまま2周目に入った。ガルゾ、ポンス、カサデイ、トーレス、グティエレス、ザッコーネが激しい混戦で争う中、グティエレスがガルゾに接触。ガルゾのニーパッドが飛んだ。その後ガルゾに続いて2番手に着けていたポンスが10コーナーで転倒。ガルゾ、カサデイ、トーレス、グティエレスで3周目に入った。3周目以降もトップ集団は混戦のまま、5周目にはグラナドが3コーナーで転倒。

　6周目にトップに立ったグティエレスは、そのままガルゾを振り切ってチェッカー。2位ガルゾ、3位でチェッカーを受けたのはザンノーニだったが、ザンノーニは最終ラップにトラックリミットを超過していて、1ポジションペナルティーがあり、3位はカサデイとなった。



MotoGP 第11戦オーストリアGP MotoEクラス2日目レース1結果
1 オスカー・グティエレス (ドゥカティ)
2 エクトル・ガルソ (ドゥカティ)
3 マッティア・カサデイ (ドゥカティ)
4 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ)
5 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ)
6 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ)
7 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ)
8 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ)
9 マッシモ・ロッコリ (ドゥカティ)
10 マリア・エレッラ (ドゥカティ)


　日本時間午後11時(現地時間午後4時)から7周で争われたレース2は、気温30度、路面温度38度、湿度46％、雲はあるものの晴れたドライコンディション。レース1に続き、ガルゾがホールショットを奪った。スタート直後1コーナーでポンスが転倒。グティエレス、ザンノーニ、トーレス、カサデイ、ザッコーネ、ルーカス・トゥロビッチ(ドゥカティ)、フェラーリ、スピネッリ、アンドレア・マントヴァーニ(ドゥカティ)のトップ10で2周目を迎えた。

　レース1に続き、ガルゾとグティエレスは激しいサイドバイサイドのトップ争いを繰り返し、最終ラップまでもつれていた。最終の7周目、10コーナーで、トップを走っていたグティエレスが転倒。2番手だったガルゾがトップでチェッカーを受けた。2位がザンノーニ、3位がカサデイ。

　これにより、チャンピオンシップ争いが、ガルゾ224ポイント、カサデイ186ポイント、ザンノーニ180ポイント、グティエレス175ポイントとなった。ガルゾ有利で迎える残り1戦、2レース、何があるか分からないMotoEクラス、チャンピオン決定までしっかり見守りたい。MotoEクラスは、次戦9月6日から始まるサンマリノGPで併催される第8戦が最終戦となる。


MotoGP第11戦オーストリアGP MotoEクラス2日目レース2結果
1 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ)
2 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ)
3 マッティア・カサデイ (ドゥカティ)
4 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ)
5 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ)
6 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ)
7 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ)
8 二コラ・スピネッリ (ドゥカティ)
9 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ)
10 エリック・グラナド (ドゥカティ)