MotoGP第11戦オーストリアGP Moto2クラス1日目 フリー走行結果
2024/08/16
MotoGP第11戦オーストリアGP Moto2クラス1日目、フリー走行が金曜日、オーストリア、レッドブルリンクで開催された。今大会の開催に先駆けて小椋藍(ボスコスクーロ)が来期、トラックハウス・レーシング(アプリリア)からMotoGPクラスへ参戦することが発表された。アジアタレントカップ出身のライダーがMotoGPクラスへ昇格するのは初めての快挙。
日本時間午後4時50分(現地時間午前9時50分)から40分間行なわれたフリー走行は、気温23度、路面温度27度、湿度67%、部分的に雲があるドライコンディション。転倒が多かったこの走行では、小椋が1分34秒233を記録し1番手となった。2番手はソムキャット・チャントラ(カレックス)1分34秒341、3番手マニュエル・ゴンザレス(カレックス)1分34秒361。佐々木歩夢(カレックス)は1分35秒913で27番手だった。
日本時間午後9時5分(現地時間午後1時5分)から40分間で始まったP2は、気温31度、路面温度36度、湿度42%、少し雲が増え出した様子のドライコンディション。この時間は風も少し強かった。
序盤にワイルドカード参戦のマッシモ・パッシーニ(カレックス)が2コーナーで転倒。マリオ・アジ(カレックス)は10コーナーで転倒。イエローフラッグが続いた。開始6分台に小椋が3周目で記録した1分34秒447でトップに立つと、後半に入るまでは、この記録は更新されなかった。
残り6分を切った終盤、チャントラが16周目に1分34秒373で小椋の記録を更新しトップに立つと、更にアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)が15周目で1分34秒364を記録しトップへ。残り5分を切って、マルコス・ラミレス(カレックス)が19周目に1分34秒272を記録して更にトップ記録を塗り替えた。
残り3分弱になり、小椋が17周目1分33秒943と一人1分33秒台を記録し、再びトップへ。小椋は次の周も1分33秒733で更にタイムを縮めたかと思われたが、トラックリミット超過でこのタイムはキャンセルになった。それでも、P1トップも小椋。
2番手にアロン・カネト(カレックス)が入り、記録は1分34秒095、3番手ゴンザレスでタイムは1分34秒216。ポイントリーダーで小椋のチームメイト、来期はイバン・オルトラ(KTM)とチームメイトとなりMoto2に残留することが決まったセルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)は、1分34秒463で8番手だった。佐々木は1分35秒293で25番手。
Moto2クラスのP2は明日、日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から、予選は日本時間午後8時45分(現地時間午後1時45分)から始まる。Moto2クラスも、今日のP1と明日午前のP2とを合わせた14番手までが予選Q2からスタート出来る。小椋の2大会連続ポールポジション、佐々木のQ2進出を期待したい。
MotoGP 第11戦オーストリアGP Moto2クラス1日目 フリー走行結果
1 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分33秒943 (P1)
2 アロン・カネト(カレックス) 1分34秒095 (P1)
3 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分34秒216 (P1)
4 マルコス・ラミレス(カレックス) 1分34秒272 (P1)
5 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス) 1分34秒294 (P1)
6 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ) 1分34秒364 (P1)
7 ソムキャット・チャントラ(カレックス) 1分34秒373 (P1)
8 セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ) 1分34秒463 (P1)
9 トニー・アルボリーノ(カレックス) 1分34秒522 (P1)
10 ジェイク・ディクソン(カレックス) 1分34秒613 (P1)
25 佐々木歩夢(カレックス) 1分35秒293 (P1)
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