MotoGP第10戦イギリスGP Moto2クラス3日目 決勝結果
2024/08/04
MotoGP第10戦イギリスGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、イギリス、シルバーストン・サーキットで開催された。
MotoGP決勝後、日本時間午後10時30分(現地時間午後2時30分)から17周で開催されたMoto2決勝は、気温19度、路面温度33度、湿度57%、曇ったドライコンディション。ポールポジションでスタートした小椋藍(ボスコスクーロ)がホールショットを獲り始まった。
続いてセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)、アロン・カネト(カレックス)、ディオゴ・モレイラ(カレックス)、ジェイク・ディクソン(カレックス)、アルベルト・アレナス(カレックス)、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、ジェレミー・アルコバ(カレックス)、ソムキャット・チャントラ(カレックス)のトップ10。
混戦の中、カネトがトップに立ち、小椋、ディクソン、ビエッティ、ジョー・ロバーツ(カレックス)、モレイラ、アレナス、トニー・アルボリーノ(カレックス)、ロペス、チャントラの順で2周目を迎えた。2周目で、ディクソンが小椋を抜いて2番手浮上。後方では、ジャウメ・マシア(カレックス)が転倒、リタイア。
3周目以降、トップのカネトをディクソンが追う形で、徐々に3番手以降は引き離される。4周目には昨日24歳の誕生日を迎えたアルボリーノが6コーナーで転倒。5周目には、ロバーツが小椋を抜いて3位に浮上。チャントラとジャビ・カルデルス(カレックス)は転倒、リタイア。
6周目には小椋、ロバーツと共に3番手争いをしていたモレイラが6コーナーで転倒、リタイア。後方ではフィリップ・サラッチ(カレックス)も転倒。7周目に入り、3番手を走行していたロバーツが2コーナーで激しく転倒、リタイア。小椋はタイムが伸びず、徐々に順位を落として行く。
折り返し以降も、カネトとディクソンの熾烈なトップ争いは続いた。3番手以降はアレナス、ゴンザレス、ビエッティ、ダリン・ビンダー(カレックス)、ロペス、16番手グリッドスタートのポイントリーダー、セルジオ・ガルシア(カレックス)、ジェレミー・アルコバ(カレックス)らが、混戦で3位を狙った。10周目には、マリオ・アジ(ホンダ)が7コーナーで転倒、リタイア。
カネトがトップで迎えた最終ラップ、1コーナーの隙をディクソンが突き、地元イギリス出身のディクソンがトップで最終ラップを走り切り優勝。2位に0.177秒差でカネト、3位は激しい戦いの末にビエッティ。小椋は14位、佐々木は21位でチェッカーを受けた。チェッカーを振っていたのは、この後、開場でライブをするイギリスのロックバンド、ザ・ダークネスのメンバーだった。
ディクソンは2015年のMoto3、ダニー・ケント以来の地元イギリスGPでのイギリス人優勝を果たし、感極まっていた。ポイントランキングは1番手ガルシアが160ポイントに伸ばし、2番手の小椋は142、3番手ロバーツ123、4番手アルデゲール112、5番手ロペス100の順。
次戦オーストリアGPのレッドブルリンクは昨年、小椋はMoto2、佐々木はMoto3クラスで共に3位表彰台を獲得しているサーキット。次戦は二人の更なる活躍を期待したい。
MotoGP 第10戦イギリスGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 ジェイク・ディクソン(カレックス)
2 アロン・カネト(カレックス)
3 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
4 セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)
5 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
6 ダリン・ビンダー(カレックス)
7 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
8 アルベルト・アレナス(カレックス)
9 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)
10 セナ・エイジアス(カレックス)
14 小椋藍(ボスコスクーロ)
21 佐々木歩夢(カレックス)
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