MotoGP第10戦イギリスGP Moto2クラス2日目、予選が土曜日、イギリス、シルバーストン・サーキットで開催された。

　日本時間午後5時25分(現地時間午前9時25分)から始まったP2は、気温18度、路面温度22度、湿度83％、曇ったドライコンディション。ジェイク・ディクソン(カレックス)は地元イギリスで、彼の父の1995年のサイドカー選手権ヘルメットで参戦した。

　P2のトップタイムはP1に引き続きアロン・カネト(カレックス)で2分03秒433。2番手は昨年のイギリスGPでフロントローのゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)2分03秒714。3番手は現在ポイントランキングも3番手のジョー・ロバーツ(カレックス)2分03秒810。

　小椋藍(ボスコスクーロ)は7番手2分04秒041、佐々木歩夢(カレックス)は21番手2分04秒770だった。P1と合わせた結果では、小椋は変わらず7番手、佐々木は22番手となった。

　日本時間午後9時45分(現地時間午後1時45分)から始まった予選Q1には、P1とP2を合わせた15番手以下のライダーが参加した。気温21度、路面温度36度、湿度54％、雲の多いドライコンディション。

　前回のドイツGPでは優勝したフェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)がセッティングに苦しみ、初めてのQ1参戦となったが、2分03秒570を記録し1番手だった。2番手は鈴鹿8耐ではヨシムラSERTのライダーとして3位表彰台を獲得したアルベルト・アレナス(カレックス)2分03秒609。3番手ボ・ベンスナイダー(カレックス)2分03秒981、4番手ジェレミー・アルコバ(カレックス)2分03秒985、以上の4名はQ2進出。佐々木歩夢(カレックス)は14番手で2分05秒067。

　日本時間午後10時10分(現地時間午後2時10分)から始まったQ2は気温21度、路面温度36度、湿度52％、曇ったドライコンディション。2周目で2分03秒097を記録しトップに立った小椋が、3周目には2分02秒940とMoto2で初めての2分02秒台をマークし歴代ラップ記録を更新。

　小椋はそのままポールポジションを獲得した。小椋のポールポジションは2022年マレーシアGP以来。2番手はカネトで2分02秒992。3番手には、今年Moto3からステップアップしたディオゴ・モレイラ(カレックス)が入り、記録は2分03秒123。

　4番手セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)、5番手ジェイク・ディクソン(カレックス)、6番手アレナス。現在ポイントリーダーのセルジオ・ガルシアは16番手6列目、佐々木は総合28番手で10列目スタート。

　1年以上ぶりにポールポジションからスタートする小椋は、現在7ポイント差でガルシアを追っている。明日の結果次第では、ポイントリーダーも十分にあり得る状態。明日、MotoGP決勝後に始まるMoto2決勝。

　日本時間午後10時30分(現地時間午後2時30分)から17周で争われるこちらの戦いも是非、しっかり見届けたい。


MotoGP 第10戦イギリスGP Moto2クラス2日目 予選結果
1 小椋藍(ボスコスクーロ) 2分02秒940 (Q2)
2 アロン・カネト(カレックス) 2分02秒992 (Q2)
3 ディオゴ・モレイラ(カレックス) 2分03秒123 (Q2)
4 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス) 2分03秒149 (Q2)
5 ジェイク・ディクソン(カレックス) 2分03秒169 (Q2)
6 アルベルト・アレナス(カレックス) 2分03秒205 (Q2)
7 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 2分03秒206 (Q2)
8 ボ・ベンスナイダー(カレックス) 2分03秒276 (Q2)
9 ジョー・ロバーツ(カレックス) 2分03秒289 (Q2)
10 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ) 2分03秒378 (Q2)
28 佐々木歩夢(カレックス) 2分05秒067 (Q1)