MotoGP第9戦ドイツGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/07/07
MotoGP第9戦ドイツGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、ドイツ、ザクセンリンクで開催された。日本時間午後6時(現地時間午前11時)から23周で争われた決勝は、気温17度、路面温度26度、湿度42%。昨日の青空に比べると、薄い雲に覆われてはいるドライコンディション。風速10km/h前後の風も吹いていた。
サイティングラップの13コーナーでルカ・ルネッタ(ホンダ)がグラベルへ入るというアクシデントがあった。ジョエル・エステバン(CFMOTO)、マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)、ジョシュア・ワットリー(ホンダ)、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)はペナルティーでピットレーンスタート。
スタートは、ポールポジションスタートのコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)がホールショットを奪った。ルネッタ、ダビド・アロンソ(CFMOTO)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、ダビド・ムニョス(KTM)、スコット・オグデン(ホンダ)、古里太陽(ホンダ)、鈴木竜生(ハスクバーナ)、ステファノ・ネパ(KTM)、山中琉聖(KTM)のトップ11で続いた。
序盤から混戦の中、ロングラップペナルティーへ入るライダーも多く居た。先頭を走っていたベイヤーが2周目、11コーナーで転倒、再スタートしたものの順位を大きく落とす。山中には、ジャンプスタートでダブルロングラップが科された。
4周目に入り、アロンソがトップに立つ。古里、ムニョス、ルエダ、フェルナンデス、アンヘル・ピケラス(ホンダ)のトップ集団は混戦のまま、古里がアグレッシブな走りでアロンソを追う。その後方では、ロングラップを科されていたイバン・オルトラ(KTM)がロングコース出口で山中と重なりそうになる場面もあった。
5周目7コーナーでは、挙動が乱れたムニョスと接触を逃れ古里がグラベルへ入り順位を落とす。6周目には、先頭のアロンソがリードを広げ、フェルナンデス、ピケラス、ルエダ、ムニョス、鈴木、古里、ダニエル・オルガド(ガスガス)と続き2番手以降の混戦は続いた。
12周目、1コーナーでは2番手以降の混戦にいたジェイコブ・ルールストン(ガスガス)がフェルナンデスとの接触でグラベルへ入る。13周目に入る頃には、一旦は順位を落とした古里が2番手まで上がり、アロンソも交えたトップ争いが10台前後、連なった。
順位を前後させながらの激しいトップ争いは残り10周も続き、後方からは、ロングラップに入ったオルトラや山中が速いペースで追い上げ、トップ集団に追いついていた。ラスト2周の1コーナーでは、2番手を走っていたルエダの後輪がロックし激しく転倒。2番手となった古里はラストラップ、僅かなミスがあり、1位アロンソ、2位に古里でチェッカー。優勝も狙える戦いだったこともあり、古里は悔しそうな表情も見せていた。3位はロングラップ後に追い上げたオルトラ。6位にロングラップとジャンプスタートのダブルロングラップをこなした山中。9位に鈴木が入った。
この結果を受けて、年間ポイントは1番手アロンソ179、2番手オルトラ121、3番手オルガド120、4番手に転倒後18位で完走したベイヤーで115ポイント。5番手ムニョス84、山中が72ポイントで6番手、古里が54ポイントで11番手、鈴木が38ポイントで15番手。次戦イギリスGPは、約1か月後の8月2日から始まる。
MotoGP 第9戦ドイツGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 古里太陽 (ホンダ)
3 イバン・オルトラ (KTM)
4 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
5 アンヘル・ピケラス (ホンダ)
6 山中琉聖 (KTM)
7 ダニエル・オルガド (ガスガス)
8 ダビド・ムニョス (KTM)
9 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
10 スコット・オグデン (ホンダ)
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