MotoGP第9戦ドイツGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/07/06
MotoGP第9戦ドイツGP MotoGPクラス2日目、スプリントが土曜日、ドイツ、ザクセンリンクで開催された。日本時間午後10時(現地時間午後3時)から15周で争われた。雲が徐々に厚くなってくる中、風も強くなっているようだった。気温30度、路面温度43度、湿度37%、ドライコンディション。
満員のスタンドの観客が注目するスタートは1、2コーナーで僅かにラインをはずれたポールシッター、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)をフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)とミゲール・オリベイラ(アプリリア)がインから抜く形で始まった。その後ろには、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、マルク・マルケス(ドゥカティ)のトップ10で続いた。
2周目に入るときにはマルティンはオリベイラの前に出ていた。3周目、1コーナーでは更にバニャーヤの前に出るも、すかさずバニャーヤがトップを奪う。ドッグファイトは続かず、マルティンがトップへ。オリベイラもこの周でバニャーヤの前に出た。その後方からは、ビニャーレスをかわしたバスティアニーニがバニャーヤのすぐ後ろに着いた。
更に後方からは、ポイントランキング3番手のマルク・マルケスが徐々に順位を上げていた。トップ4台は、徐々にマルティンのリードが広がり、オリベイラ、バニャーヤ、バスティアニーニは終始2番手争いを続けた。マルティンは、そのままトップでチェッカーを受けポールトゥーウィン。2位を守り切ったのはオリベイラ、3位バニャーヤ、4位バスティアニーニだった。
その後ろでは、モルビデリが序盤にラウル・フェルナンデスをかわすと、7周目に入りビニャーレスも抜いて5番手まで順位を上げ、5位でチェッカー。11番グリッドをスタートしたマルク・マルケスは、ジャック・ミラー(KTM)、アレックス・マルケス、ビンダー、ラウル・フェルナンデスを順に抜いて、最終ラップ最終コーナー、ビニャーレスのインを突き、チェッカーを受けた。
マルク・マルケスとビニャーレスは写真判定となり、マルク・マルケスが0.003秒差で6位、ビニャーレス7位。ビンダー8位、アレックス・マルケス9位、10位にはマルコ・ベゼッキが入った。中上貴晶(ホンダ)は18位完走。
明日まで、マルク・マルケスの最年少優勝記録を更新する可能性を残しているペドロ・アコスタ(KTM)は12周目にグラベルへ入ったものの、再スタートして22位完走。明日、日本時間午後9時(現地時間午後2時)から30周で争われる決勝は、マルティンが2年連続ドイツGPダブル優勝を果たすのか、アコスタが最年少記録を塗り替えることもあるのか、全く別の展開が待つのか、見逃せない戦いが続く。
年間ポイントランキングは、1番手のマルティンが212ポイントで2番手バニャーヤ197に15ポイント差と5ポイント差を広げた。3番手マルク・マルケス146、4番手バスティアニーニは142でマルク・マルケスに4ポイント差と迫った。5番手はビニャーレス121、6番手ペドロ・アコスタと7番手ビンダーは101ポイントで並んだ。
MotoGP 第9戦ドイツGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
3 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
4 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
5 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
6 マルク・マルケス(ドゥカティ)
7 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
8 ブラッド・ビンダー(KTM)
9 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
10 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
11 ジャック・ミラー(KTM)
12 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
13 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
14 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
15 ルカ・マリーニ(ホンダ)
16 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
17 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
18 中上貴晶(ホンダ)
19 ステファン・ブラドル(ホンダ)
20 レミー・ガードナー(ヤマハ)
21 ジョアン・ミル(ホンダ)
22 ペドロ・アコスタ(KTM)
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