MotoGP第9戦ドイツGP MotoEクラス決勝が土曜日、ドイツ、ザクセンリンクで開催された。日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から11周の予定で始まったレース1は、気温28度、路面温度41度、湿度38％、晴れたドライコンディション。

　スタート直後の2コーナー、オスカー・グティエレスにエリック・グラナドが接触、コースを横切るようにグラナドが転倒、その後方ではアルマンド・ポントーネも転倒し、赤旗中断となった。コース整備後、レース1は、日本時間午後7時28分(現地時間午後12時28分)にピットレーンオープンで5周のレースで再開された。

　再スタートでは、グティエレスがジャンプスタートでトップに立つ。アレッサンドロ・ザッコーネ、エクトル・ガルゾ、ニコラ・スピネッリ、ジョルディ・トーレス、マッテオ・フェラーリ、ケビン・ザンノーニ、ミケール・ポンス、アレッシオ・フィネッロのトップ10。

　ジャンプスタートのグティエレスにはダブルロングラップペナルティー、更にはグラナドとの事故の責任でダブルロングラップを2回というペナルティーが科された。しかし、ロングラップに入らず迎えた3周目に、グティエレスは転倒リタイア。

　トップ争いは、ザッコーネをかわしたガルゾが2周目以降トップで逃げ切りチェッカー。2位ザッコーネ、3位スピネッリだった。


MotoGP 第9戦ドイツGP MotoEクラス2日目レース1結果
1 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ)
2 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ)
3 二コラ・スピネッリ (ドゥカティ)
4 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ)
5 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ)
6 ミケール・ポンス (ドゥカティ)
7 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ)
8 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ)
9 マッティア・カサデイ (ドゥカティ)
10 アレッシオ・フィネッロ (ドゥカティ)

　レース2は、日本時間午後11時10分(現地時間午後4時10分)から11周で争われる予定だったが、開始直前に降り出した激しい雨のために遅れて始まった。一度は35分遅れの11時55分からピットレーンオープン4分、サイティングラップ2周でウェットレース8周を開催とアナウンスされるも、直後、嵐のような激しい雨風に見舞われ、再び中断。

　最終的に、日本時間深夜0時25分(現地時間午後5時25分)にピットレーンオープンで、8周のウェットレースが開催された。その頃には雨も止み、気温18度、路面温度24度、湿度90％、曇りのウェットコンディション。

　1周目のサイティングラップ後、全員ピットレーンを通過し2周目のサイティングラップに入った。マッティア・カサデイがサイティングラップ中にグラベルに入ったが、無事に全員グリッドへ着き、スタート。水しぶきが上がる、完全にウェットな状態で、グティエレスがホールショットを奪った。

　1周目11コーナー周辺でガルゾがグティエレスをかわしてトップに立つ。2周目には、スピネッリもグティエレスを抜き2番手。7周目にはジョルディ・トーレスもグティエレスの前に出て3番手。

　トップはガルゾが逃げ切りチェッカー。2位スピネッリ、3位トーレスだった。ガルゾは初めてのダブル優勝を果たした。これにより、年間ポイントはガルゾが179、カサデイ154、グティエレス150、ザンノーニ147、ザッコーネ130と、残り2戦を残し、ガルゾがポイントリーダーとなった。次戦は8月16日から始まる、オーストリアGPで第7戦が併催される。


MotoGP第9戦オランダGP MotoEクラス2日目レース2結果
1 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ)
2 二コラ・スピネッリ (ドゥカティ)
3 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ)
4 オスカー・グティエレス (ドゥカティ)
5 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ)
6 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ)
7 ミケール・ポンス (ドゥカティ)
8 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ)
9 マッティア・カサデイ (ドゥカティ)
10 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ)