MotoGP第9戦ドイツGP では、MotoEシリーズ第6戦が併催された。MotoEクラスフリー走行は、金曜日、日本時間午後3時30分(現地時間午前8時30分)からと、日本時間午後7時45分(現地時間午後12時45分)からの2回、それぞれ15分間行なわれた。

MotoGP 第9戦ドイツGP MotoEクラス1日目フリー走行結果
1 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ) 1分26秒553 (P2)
2 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ) 1分26秒722 (P2)
3 オスカー・グティエレス (ドゥカティ) 1分26秒846 (P2)
4 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ) 1分26秒896 (P2)
5 マッティア・カサデイ (ドゥカティ) 1分27秒025 (P2)
6 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ) 1分27秒109 (P2)
7 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ) 1分27秒175 (P2)
8 エリック・グラナド (ドゥカティ) 1分27秒217 (P2)
9 二コラ・スピネッリ (ドゥカティ) 1分27秒234 (P2)
10 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ) 1分27秒642 (P2)


　MotoEクラス予選Q1は、MotoGPクラスでの赤旗中断のため、予定時刻よりも遅れて日本時間深夜12時15分(現地時間午後5時15分)から10分間の予定で始まった。午前のフリー走行9番手以下のライダーで争われた。気温19度、路面温度27度、湿度55％、曇りのドライコンディション。強風は続き、また雨が降るかもしれない曇りに代わっていた。

　二コラ・スピネッリ(ドゥカティ)が２周目で1分26秒386を記録し、MotoE歴代コースラップを更新。その後8コーナーでケビン・マンフレディ(ドゥカティ)が転倒。再びエアフェンスの補修が必要となり、残り2分29秒で赤旗中断となった。

　日本時間深夜12時43分(現地時間午後5時43分)に再スタートされたものの、スピネッリのコース記録は更新されずQ1トップはスピネッリ。2番手に7周目で1分26秒706を記録したケビン・ザンノーニ(ドゥカティ)が入り、以上2名はQ2へ進出。

　Q2は、MotoGPとQ1での赤旗中断の影響を受け、スタートが遅れ日本時間深夜12時58分(現地時間午後5時58分)から、ゲートオープンとなった。フリー走行トップだったルーカス・トゥロビッチ(ドゥカティ)が地元ドイツでポールポジションを獲れば、MotoEクラス史上初めての記録となるはずだった。

　しかし、Q2がスタートされ、フライングラップ終了直後の1コーナーでトゥロビッチが転倒。続くように1コーナーにマッティア・カサデイ(ドゥカティ)もグラベルへ入り、イエローフラッグが出された。

　Q1に続いて、Q2序盤もスピネッリが３周目に1分26秒455を記録し、トップに立った。中盤、ルーキーのオスカー・グティエレス(ドゥカティ)が4周目に1分26秒296を記録しトップを奪う。ケビン・ザンノーニは3周目に1コーナーで転倒。終盤13コーナーでは、カサデイとマッテオ・フェラーリ(ドゥカティ)も転倒。イエローフラッグが続き、ラップキャンセルが続いた。

　終了間近、6周目にアレッサンドロ・ザッコーネが1分26秒234を記録し、歴代コースラップを更新。グティエレスとは0.062秒差で3大会連続のポールポジションを獲得した。3番手はスピネッリ。カサデイは8番手に入ったが、イエローフラッグ中に転倒したことにより、明日のレース1には、ロングラップペナルティが課された。

　明日は日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)からと日本時間午後11時10分(現地時間午後5時10分)から、それぞれ11周でレースが行なわれる混戦のMotoEクラス。Moto3クラス予選からスプリントと続く長い1日の最後まで、激しい戦いが続きそうだ。

MotoGP 第9戦ドイツGP MotoEクラス1日目予選結果
1 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ) 1分26秒234 (Q2)
2 オスカー・グティエレス (ドゥカティ) 1分26秒296 (Q2)
3 二コラ・スピネッリ (ドゥカティ) 1分26秒455 (Q2)
4 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ) 1分26秒501 (Q2)
5 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ) 1分26秒529 (Q2)
6 エリック・グラナド (ドゥカティ) 1分26秒577 (Q2)
7 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ) 1分26秒597 (Q2)
8 マッティア・カサデイ (ドゥカティ) 1分26秒923 (Q2)
9 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ) 1分26秒553 (Q2)
10 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ) 1分26秒706 (Q2)