MotoGP第8戦オランダGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/06/29
MotoGP第8戦オランダGP MotoGPクラス2日目、スプリントが日本時間午後10時(現地時間午後3時)からオランダ、TTサーキット・アッセンで開催された。気温25度、路面温度49度、湿度40%、雲はあるものの青空が見えるドライコンディション。多くの親子や祖父母連れと見られるアットホームな状態でレースを楽しむ観客も多く見守る中、13周で争われた。
タイヤ選択はほとんどが前ハード後ソフトを選択していた。ポールポジションスタートのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は好スタートでホールショットを奪う。続いてホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)と続いたが、1周目の序盤にアレックス・マルケス(ドゥカティ)がビニャーレスを抜いた。
その後ろには、マルク・マルケス(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)のトップ10。
2周目2コーナーで、マルク・マルケスが激しく転倒しリタイア。トップはバニャーヤ、2番手マルティンをじわじわと離し、3番手には再びアレックス・マルケスを抜いたビニャーレス。ビンダー、エスパロガロ、バスティアニーニに続いて、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が順位を上げてきた。
バニャーヤは、2周目に1分31秒698というマルティンと全く同じ周回最速ラップを記録。それ以降、7周目と最終ラップ以外をすべて1分31秒750から1分31秒971の間で刻み、トップを独走。完璧なポールトゥーウィンを果たした。
ルカ・マリーニ(ホンダ)は5周目にマシントラブルでリタイア。ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)は5周目に転倒リタイア。アレックス・リンス(ヤマハ)は9周目5コーナーで転倒、再スタート。
1番手バニャーヤと2番手マルティン、2番手マルティンと3番手ビニャーレスは徐々に差が開く中、4番手争いはアレックス・マルケス、ビンダー、バスティアニーニ、エスパロガロ、ジャンアントニオの間で激しく続いた。バスティアニーニは、残り5周でビンダーを捉え、すかさずアレックス・マルケスもこの周回の最終シケインでパス。
その後ろではエスパロガロを抜いたジャンアントニオがビンダーを捉えようと迫り、その間に前を走るアレックス・マルケスにはトラックリミット超過でロングラップペナルティーが科された。ジャンアントニオは残り2周でビンダーを捉え、混戦の中、エスパロガロもビンダーを捉えた後に、アレックス・マルケスの一瞬の隙を突き、ジャンアントニオとエスパロガロ、ビンダーはアレックス・マルケスの前に出た。しかし、エスパロガロは最終ラップで激しく転倒を喫する。アレックス・マルケスはロングラップに入ることなくチェッカーを受けた。
結果は1位バニャーヤ、2位マルティン、3位ビニャーレス、4位バスティアニーニ、5位ジャンアントニオ、6位ビンダー、7位アレックス・マルケスでチェッカーを受けたが、ロングラップのタイム増のため、7位はファビオ・クアルタラロが繰り上げられ、アレックス・マルケスは8位。中上は18位完走。
これにより、年間ポイントランキングは、1番手マルティン180、2番手15ポイント差でバニャーヤ165、3番手マルク・マルケス136ポイントとなった。明日の決勝は、予選でラウル・フェルナンデス(アプリリア)のラインをスローダウンして邪魔をしたとされ、マルティンは3ポジションダウンの5番手スタートとなった。明日、日本時間午後9時(現地時間午後2時)からの決勝は26周で開催される。
MotoGP 第8戦オランダGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
3 マーベリック・ビニャーレス(ドゥカティ)
4 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
5 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
6 ブラッド・ビンダー(KTM)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
9 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
10 ペドロ・アコスタ(KTM)
11 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
12 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
13 ジャック・ミラー(KTM)
14 ジョアン・ミル(ホンダ)
15 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
16 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
17 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
18 中上貴晶(ホンダ)
19 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
RT アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
RT ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
RT ルカ・マリーニ(ホンダ)
RT マルク・マルケス(ドゥカティ)
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