ラバットが優勝、タイトル決定は次戦以降に (MotoGP第14戦アラゴンGP Moto2 決勝)
2015/09/28
MotoGP第14戦アラゴンGP、Moto2クラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、ティト・ラバット(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温20度、路面温度28度のドライコンディションでスタートしたが、2周目の15コーナーでハビエル・シメオン(カレックス)とドミニク・エガター(カレックス)が接触転倒、このアクシデントでレースは赤旗中断となり、当初の21周から14周に減算されて再スタートが切られることになった。
仕切り直しのレースはラバットが好スタートを切るが、1周目にアレックス・リンス(カレックス)がトップに浮上。リンスは序盤から飛ばし、独走態勢に持ち込もうとする。しかし、ラバットもこれを許さず、リンスをぴたりとマーク。序盤から二人が後続を引き離してトップ争いを展開していく。
ラバットはファステストラップを更新した直後の7周目の1コーナーでトップに浮上。リンスもぴたりとラバットの背後につけて周回を重ねていく。レース終盤の残り2周、リンスはファステストラップを更新してラバットとの差を縮め、最終ラップの12コーナーでは一度はラバットの前に出るが、ラバットがクロスラインで抜き返してトップをキープ。バックストレートではリンスがラバットの背後にぴたりとつけるが、前に出ることはできず。バックストレートエンドの進入でもラバットがポジションを守り、そのままコンマ096秒の僅差でラバットが今シーズン2勝目を記録した。
リンスが2位に続き、単独3位にサム・ロウズ(スピードアップ)が入賞。4位にジョナス・フォルガー(カレックス)が続き、5位にトーマス・ルティ(カレックス)。タイトル確定の可能性のあったヨハン・ザルコ(カレックス)は6位に終わり、決着は次戦以降に持ち越しとなった。
7位にハーフィス・シャハリン(カレックス)、中上 貴晶(カレックス)は序盤にやや遅れたものの、周回を重ねるごとにポジションを回復、8位に入賞した。9位にシモーネ・コルシ(カレックス)、10位にロレンソ・バルダッサーリ(カレックス)が続き、Moto2ベストグリッドからスタートし5番手を走っていたアレックス・マルケス(カレックス)は8周目に転倒リタイアに終わった。
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