MotoGP第6戦カタルニアGP Moto3クラス2日目、予選が5月25日、スペイン、バルセロナ-カタルニア・サーキットで行なわれた。日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間行なわれたP2は、気温15度、路面温度21度、湿度77％、ほぼ晴れたドライコンディション。

　ダビド・アロンソ(CFMOTO)が1分46秒111で歴代コース記録を更新しトップタイムだった。2番手ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)1分46秒781、3番手イバン・オルトラ(KTM)1分46秒893。古里太陽(ホンダ)は7番手1分47秒138、山中琉聖(KTM)は12番手1分47秒446。鈴木竜生(ハスクバーナ)は1分47秒671で20番手。

　古里はこの走行中、1コーナーの混雑の中、後続を妨害したとして明日の決勝でのダブルロングラップペナルティーが科された。タットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)とダビド・ムニョス(KTM)にはロングラップペナルティーが科されている。ダビド・アルマンサ(ホンダ)と接触し、両者転倒したジャビ・ズルトゥザ(KTM)にはペナルティーは科されなかった。

　日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から15分間で行なわれた予選Q1は、昨日のP1と今朝のP2総合で15番手以下のライダーによって争われた。気温23度、路面温度39度、湿度48％、部分的に雲があるドライコンディション。鈴木は中盤に入りピットアウトして、4周目に1分48秒752を記録。7番手だった。

　トップは、マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)で1分47秒766。2番手ダビド・ムニョス(KTM)1分47秒873、3番手ルカ・ルネッタ(ホンダ)1分48秒192、4番手ジェイコブ・ルールストン(ガスガス)1分48秒296、以上4名は予選Q2へ進出。フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)とスコット・オグデン(ホンダ)の転倒によりイエローフラッグが出され、思うように計測出来ない時間もあった。

　引き続き日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から15分間争われた予選Q1は、気温23度、路面温度40度、湿度50％、一部曇ったドライコンディション。このセッションではスロースタートを選ぶライダーが多かった。序盤では、山中が２周目に記録した1分47秒747でトップに立つ。

　6分が経過し、ダニエル・オルガド(ガスガス)が3周目に1分47秒608を記録しトップタイムを更新。更にコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)が1分46秒768まで記録を縮めた。その後9コーナーでリカルド・ロッシ(KTM)が転倒。オルガドも10コーナーで転倒、イエローフラッグが出された。影響を受けず5周目のラストラップで1分46秒749を記録したイバン・オルトラ(KTM)が1番手となり自身Moto3初のポールポジション。

　2番手ベイヤー、3番手ルエダで1分47秒011。古里は4番手に入り1分47秒137、山中は5番手1分47秒178。明日のグリッドは2列目、4番グリッド古里、5番グリッド山中、7列目21番グリッド鈴木。明日、日本時間午後6時(現地時間午前11時)から18周で争われる決勝に向けて、楽しみなグリッド順となった。


MotoGP 第6戦カタルニアGP Moto3クラス2日目　予選結果
1 イバン・オルトラ (KTM) 1分46秒749 (Q2)
2 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分46秒768 (Q2)
3 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分47秒011 (Q2)
4 古里太陽 (ホンダ) 1分47秒137 (Q2)
5 山中琉聖 (KTM) 1分47秒178 (Q2)
6 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分47秒299 (Q2)
7 ダビド・ムニョス (KTM) 1分47秒395 (Q2)
8 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分47秒468 (Q2)
9 ダニエル・オルガド　 (ガスガス) 1分47秒549 (Q2)
10 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 1分47秒563 (Q2)
21 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分48秒752 (Q1)