MotoGP第6戦カタルニアGPでは、MotoEシリーズ第3戦が併催された。土曜日、日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から7周で決勝レース1が行なわれた。気温22度、路面温度35度、湿度44％、部分的に曇ったドライコンディション。

　好スタートでホールショットを奪ったのは、マッティア・カサデイ(ドゥカティ)。ケビン・ザンノーニ(ドゥカティ)、エクトル・ガルゾ(ドゥカティ)、エリック・グラナド(ドゥカティ)、二コラ・スピネッリ(ドゥカティ)、オスカー・グティエレス(ドゥカティ)、アレッサンドロ・ザッコーネ(ドゥカティ)、ジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、ルーカス・トゥロビッチ(ドゥカティ)、マッテオ・フェラーリ(ドゥカティ)と続いた。

　1周目の14コーナーでスピネッリが転倒。トップはカサデイ、ザンノーニ、グラナド、ガルゾ、グティエレスのトップ5。3周目、ザンノーニがカサデイを抜いてトップに立つ。10番手を走行していたトゥロビッチは転倒。4周目に入ると混戦のトップ争いでガルゾがトップに立ち、ザンノーニ、グラナド、カサデイ、グティエレスと続く。5周目、グラナドが一時トップに立つが、４番手だったグティエレスが混戦の中一気にトップを奪う。

　6周目、後方でアンドレア・マントヴァーニ(ドゥカティ)が転倒。同じ周、チャズ・デイビス(ドゥカティ)も転倒。トップは今シーズンからフル参戦のルーキー、グティエレスのまま最終ラップを迎えてチェッカー。2位はグラナド、3位ザンノーニ。



MotoGP 第6戦カタルニアGP MotoEクラス2日目レース1結果
1 オスカー・グティエレス (ドゥカティ)
2 エリック・グラナド (ドゥカティ)
3 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ)
4 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ)
5 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ)
6 マッティア・カサデイ (ドゥカティ)
7 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ)
8 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ)
9 ミケール・ポンス (ドゥカティ)
10 マッシモ・ロッコリ (ドゥカティ)



　MotoGPスプリント後、日本時間午後11時10分(現地時間午後4時10分)から7周で競われたレース2は、気温24度、路面温度46度、湿度41％、一部曇りのドライコンディション。レース1の再現のようなスタートでカサデイがホールショットを奪った。続いてザンノーニ、グラナド、グティエレス、スピネッリ、ガルゾ、ザッコーネ、トゥロビッチ、トーレス、フェラーリのトップ10。

　2周目では、グラナド、カサデイ、ザンノーニ、グティエレス、ザッコーネ、スピネッリ、ガルゾ、トーレス、ミケール・ポンス(ドゥカティ)、トゥロビッチの順に変わった。10コーナーでトップを争っていたカサデイが転倒。グラナド、ザンノーニ、グティエレスのトップ3となった。

　4周目に入り5コーナーで5番手走行のスピネッリが転倒。5周目にはトップを走っていたグラナドが5コーナーで転倒。レース1に続いてルーキーのグティエレスがトップに立った。最終7ラップに入るときには、ザンノーニがグティエレスを抜いてトップに立つ。

　ザンノーニはそのままトップでチェッカー。2位グティエレス、3位ザッコーネ。これにより、ザッコーネが年間ポイント88で1番手。2番手カサデイ87、3番手グティエレス86と1ポイントずつの差で3人が並ぶ形となった。

　次戦イタリアGP以降も第9戦ドイツGPまで併催されるMotoEシリーズ。こちらも目が離せない戦いが続きそうだ。



MotoGP第6戦カタルニアGP MotoEクラス2日目レース2結果
1 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ)
2 オスカー・グティエレス (ドゥカティ)
3 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ)
4 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ)
5 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ)
6 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ)
7 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ)
8 ミケール・ポンス (ドゥカティ)
9 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ)
10 ケビン・マンフレディ (ドゥカティ)