MotoGP第6戦 カタルニアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/05/25
MotoGP第6戦カタルニアGP MotoGPクラス2日目、スプリントが土曜日、スペイン、バルセロナ-カタルニア・サーキットで行なわれた。日本時間午後10時(現地時間午後3時)から13周で争われたスプリントは、気温25度、路面温度46度、湿度44%、少し曇ったドライコンディション。タイヤは全員前ミディアム、後ソフトを選択していた。
好スタートでホールショットを奪ったのはフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)。続いて、ペドロ・アコスタ(KTM)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(KTM)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ドゥカティ)、アレックス・リンス(ヤマハ)のトップ10で始まった。
2周目の1コーナーでは、アコスタがバニャーヤの前に出て、3番手以降はラウル・フェルナンデス、ビンダー、エスパロガロ、マルティン、バスティアニーニ、マルク・マルケス、ミゲール・オリベイラ(アプリリア)、ミラーの順になっていた。バニャーヤは5コーナーで再びアコスタの前に出る。
3周目も1コーナーではアコスタがバニャーヤの前に出た。更には、2周目に1分39秒373の最速で追い上げてきたラウル・フェルナンデスが一気にバニャーヤ、アコスタを抜いてトップに立つ。一時はビンダーもそれに続くが、アコスタは再びビンダーを抜いて2番手に着ける。
ラウル・フェルナンデスはそのままトップを独走したが5周目、10コーナーで転倒。アコスタ、ビンダー、バニャーヤ、エスパロガロ、マルティン、マルク・マルケス、バスティアニーニ、オリベイラ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、ミラーの順になる。
6周目、1コーナーへ向かうストレートでビンダーはアコスタの前に出てトップに立つ。アコスタとバニャーヤの2番手争いはバニャーヤが前に出た7周目、5コーナーでトップを走るビンダーが転倒。バニャーヤ、アコスタ、エスパロガロ、マルク・マルケス、マルティン、バスティアニーニ、オリベイラ、ジャンアントニオ、ミラー、ビニャーレスと続いた。
この周では、エスパロガロがアコスタを捉え2番手浮上。そのまま9周目に突入。後方では、ヨハン・ザルコ(ホンダ)がアレックス・マルケス(ドゥカティ)との接触で転倒。10周目には7番手を走っていたオリベイラも転倒。トップがバニャーヤ、2番手エスパロガロ、アコスタとマルク・マルケスが激しく3番手争いで迎えた最終ラップ。
5コーナーでトップのバニャーヤが転倒。エスパロガロがトップとなり、マルク・マルケスはアコスタを抜いて2番手浮上。エスパロガロがそのままトップでチェッカーを受けた。2位はマルク・マルケス、3位アコスタ。中上貴晶(ホンダ)は13位完走。
エスパロガロは引退前、最後の地元スプリントで、スペシャルヘルメットにある「SHINE AT HOME」の言葉通り優勝。今日5月25日に20歳の誕生日を迎えたアコスタは3位、2位マルク・マルケスは8度の元チャンピオン、スペインの英雄という、地元スペイン勢独占の表彰台は激しく盛り上がった。
これにより、年間ポイントが1番手マルティン135ポイント、2番手マルク・マルケス98、3番手バスティアニーニ94、4番手バニャーヤ91、5番手ビニャーレス83、6番手アコスタ80という状態になった。明日、日本時間午後9時(現地時間午後2時)から24周で争われる決勝も益々目が離せない。
MotoGP 第6戦カタルニアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
2 マルク・マルケス(ドゥカティ)
3 ペドロ・アコスタ(KTM)
4 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
5 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
6 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
7 ジャック・ミラー(KTM)
8 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
9 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
10 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
11 ルカ・マリーニ(ホンダ)
12 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
13 中上貴晶(ホンダ)
14 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
15 ジョアン・ミル(ホンダ)
16 ルカ・マリーニ(ホンダ)
17 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
18 ステファン・ブラドル(ホンダ)
RT フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
RT ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
RT ヨハン・ザルコ(ホンダ)
RT ブラッド・ビンダー(KTM)
RT ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
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