MotoGP第5戦フランスGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/05/12
MotoGP第5戦フランスGP Moto3クラス3日目、決勝がフランス、ブガッティ・サーキット、総称ルマン・サーキットで5月12日、日本時間午後6時(現地時間午前11時)から20周で争われた。気温20度、路面温度28度、湿度67%、曇ったドライコンディション。場所によっては少し青空も見える程の曇りだった。レース前に、昨日のフリー走行P2での遅延走行のため、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)にはダブルロングラップペナルティーが科された。
ホールショットを奪ったのはダニエル・オルガド(ガスガス)。ダビド・ムニョス(KTM)、ダビド・アロンソ(CFMOTO)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、イバン・オルトラ(KTM)、ジェイコブ・ルールストン(KTM)、アンヘル・ピゲラス(ホンダ)、ジョエル・ケルソ(KTM)と続いた。
1周目から、オルガドとムニョスはトップを入れ替わりながら、激しいトップ争いをする。後方ではフィリッポ・ファリオリ(ホンダ)がマシントラブルでリタイア。2周目には、トップ2は変わらず、混戦の中、ベイヤーが3番手、続いて、アロンソ、オルトラ、ピゲラス、ルエダ、ルールストン、ケルソ、リカルド・ロッシ(ホンダ)、古里太陽(ホンダ)、山中琉聖(KTM)、ジョエル・エステバン(CFMOTO)、鈴木竜生(ハスクバーナ)、スコット・オグデン(ホンダ)のトップ15になる。
後方では、ダビド・アルマンサ(ホンダ)とザビ・ズルトゥザ(KTM)が3-4コーナーのショートカットでロングラップペナルティーを受けた。激しい混戦は続き、8周目、ムニョスとロッシが11コーナーで接触し、ロッシが転倒リタイア。ムニョスには、この接触でロングラップペナルティーが科された。古里にもショートカットでロングラップペナルティーが科され、8周目は、オルガド、ベイヤー、ムニョス、アロンソ、オルトラ、ピゲラス、ルエダ、山中、ケルソ、ルールストン、鈴木、エステバン、古里の順になった。
10周目までトップにも立ち激しく争ったムニョスは、ロングラップペナルティーに入り、順位を落とす。これにより、オルガド、ベイヤーの激しいトップ争い、その後ろをアロンソ、オルトラ、ピゲラス、山中が追う形となる。11周目には山中がピゲラスをかわし5位に浮上。オグデンは転倒リタイア。
15周目には、ムニョスが11コーナーで転倒。再スタートしたものの16周でリタイア。マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)はマシントラブルでスローダウン、リタイア。
トップ争いはテイルトゥーノウズでトップ10が激しく争う中、ラスト3周を迎え、アロンソがオルガドとベイヤーを抜いてトップに立った。その後も再びオルガドはトップを奪い返し、最終ラップ、アロンソが再びトップに立つ。最終コーナーまで肘が当たる激しい戦いが続いた末、アロンソがトップでチェッカー。2位は0.105秒差でオルガド、3位はベイヤー。トップの混戦の中、山中は7位、鈴木は9位、ロングラップのあった古里も14位でポイントを獲得。
これにより年間ポイントランキングは、オルガド94、アロンソ93で2ポイント差。山中は35ポイントで7番手、鈴木は30ポイントで11番手、古里は18ポイントで15番手。レース後のインタビューでは、アロンソが我慢の末にラスト3周で攻めた事と同時に、母の日の祝辞を述べながら、お菓子を食べて喜びを顕わにしていた。
MotoGP第5戦フランスGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 ダニエル・オルガド (ガスガス)
3 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
4 ジョエル・エステバン (ホンダ)
5 イバン・オルトラ (KTM)
6 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
7 山中琉聖 (KTM)
8 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
9 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
10 アンヘル・ピケラス (ホンダ)
14 古里太陽 (ホンダ)
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