MotoGP第5戦フランスGP Moto3クラス2日目、予選がフランス、ブガッティ・サーキット、総称ルマン・サーキットで5月11日に行なわれた。日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間行なわれたP2は、気温15度、路面温度14度、湿度69％、晴れたドライコンディション。

　現地には、朝6時過ぎから既に2時間以上スタンドで開始を待って楽しんでいる観客も大勢居た。この走行では、開始10分前に山中琉聖(KTM)が1分41秒840でトップタイムを記録した。その後も山中はイバン・オルトラ(KTM)やダビド・ムニョス(KTM)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)らと並びトップタイムを更新。

　残り3分を切り、ダビド・アロンソ(CFMOTO)が1分40秒121で歴代コースラップを昨日に引き続き更新。そのまま、アロンソ1番手、2番手にコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)1分40秒523、3番手に山中が入り、タイムは1分40秒597まで縮めた。古里太陽(ホンダ)は1分41秒158で12番手、鈴木竜生(ハスクバーナ)は1分41秒308で18番手となり、フリー走行総合の結果、山中、古里はQ2スタートとなった。

　日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から15分間で競われた予選Q1は、気温25度、路面温度38度、湿度43％、雲一つない晴れたドライコンディション。中盤、二コラ・カラッロ(KTM)が8コーナーで転倒。トップタイムは1分41秒370でジェイコブ・ルールストン(ガスガス)だった。2番手ルカ・ルネッタ(ホンダ)1分41秒574、3番手スコット・オグデン(ホンダ)1分41秒635、4番手に鈴木が入り1分41秒694。以上4名は予選Q2へ進出。

　引き続き日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から15分間で始まったQ2は、気温26度、路面温度38度、湿度42％、晴れたドライコンディション。虫垂炎手術後、今大会から復帰のホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が開始5分前後で1分40秒828のトップタイムを出し、7分頃、アロンソが1分40秒794でトップタイムを更新。

　その後もコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、ルエダ、ダニエル・オルガド(ガスガス)がトップタイムを更新。14コーナーでは、アンヘル・ピゲラス(ホンダ)が転倒。15分を経過し、最終ラップでアロンソが再び歴代コース記録を更新する1分40秒114を出し、ポールポジションを獲得した。2番手はオルガドでタイムは1分40秒125まで縮めた。アロンソとの差は0.011秒だった。3番手ルエダ1分40秒426。

　日本人勢は、山中が1分41秒056で10番手、鈴木は1分41秒204で14番手、古里は1分41秒382で18番手だった。明日のグリッドは1列目がアロンソ、オルガド、ルエダ、4列目10番に山中、5列目14番に鈴木、6列目18番に古里。現地解説者から、表彰台ダークホースとして山中の名前が挙がる程、日本人勢も期待されている。明日の日本時間午後6時(現地時間午前11時)から20周で争われる決勝も見逃せない。


MotoGP第5戦フランスGP Moto3クラス2日目　予選結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分40秒114 (Q2)
2 ダニエル・オルガド (ガスガス) 1分40秒125 (Q2)
3 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分40秒426 (Q2)
4 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分40秒777 (Q2)
5 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分40秒860 (Q2)
6 イバン・オルトラ (KTM) 1分40秒860 (Q2)
7 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分40秒878 (Q2)
8 ダビド・ムニョス (KTM) 1分41秒025 (Q2)
9 アンヘル・ピケラス (ホンダ) 1分41秒040 (Q2)
10 山中琉聖 (KTM) 1分41秒056 (Q1)
14 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分41秒204 (Q2)
18 古里太陽 (ホンダ) 1分41秒382 (Q2)