MotoGP第9戦ドイツGPは、ドイツのザクセンリンクサーキットで、1日目の2回のフリー走行を行なった。初日はMotoGPクラスのフリー走行2回目のセッション中に一時雨が落ちてきたものの、各クラス、ドライコンディションで争われた。
MotoGPクラスではアレックス・エスパロガロ(フォワード-ヤマハ)が1分22秒041で初日総合トップに立った。1回目のセッションでトップタイムを記録していたアレックス・エスパロガロは、2回目のセッションのセッション終了間際にファステストラップをたたき出し、初日を完全制覇した。総合2番手に1分22秒158でマルク・マルケス(ホンダRC213V)が続いた。マルケスは1回目のセッション序盤にハイサイド転倒を喫し、1回目はセッション6番手に終わったものの、2回目はセッション序盤からリーダーボードのトップをキープ。セッション終了直前にアレックス・エスパロガロに逆転された後、最後のアタックで途中セクターまでファステストを記録していたが最終セクターで遅れ、セッション2番手、総合でも2番手となった。
総合3番手に1分22秒368でホルヘ・ロレンソ(ヤマハYZR-M1)、ホームレースのステファン・ブラドル(ホンダRC213V)が1分22秒430で総合4番手。総合5番手に1分22秒440でアルバロ・バウティスタ(ホンダRC213V)が続く。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハYZR-M1)はただ一人、2回目に1回目のタイムを更新することができず、1回目に記録した1分22秒466で総合6番手となった。
総合7番手に1分22秒565でアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGP14)。総合8番手に1分22秒569でポル・エスパロガロ(ヤマハYZR-M1)。総合9番手に1分22秒576でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティGP14)。ダニ・ペドロサ(ホンダRC213V)は2回目のセッション序盤に12コーナーで転倒、その後も走行を続けたものの、1分22秒589で総合10番手に終わった。
フリー走行1回目で2回の転倒を喫したブラッドリー・スミス(ヤマハYZR-M1)が1分22秒719で総合11番手。ヨニー・ヘルナンデス(ドゥカティGP14)が1分22秒724で総合12番手。カル・クロッチロウ(ドゥカティGP14)が1分22秒757で総合13番手。マイケル・ラバティ(PBM)が1分22秒928で総合14番手と健闘したが、2回目のセッション終了10分前に12コーナーで転倒を喫した。総合15番手に1分22秒933でスコット・レディング(ホンダRCV1000R)。青山 博一(ホンダRCV1000R)は1回目19番手、2回目16番手で、2回目に記録した1分22秒961で総合16番手。
以下、総合17番手に1分23秒049でカレル・アブラハム(ホンダRCV1000R)。総合18番手に1分23秒204でニッキー・ヘイデン(ホンダRCV1000R)。総合19番手に1分23秒327でコーリン・エドワーズ(フォワード-ヤマハ)。総合20番手に1分23秒393でエクトル・バルベラ(アビンティア)。総合21番手に1分23秒858でマイク・デ・ミオ(アビンティア)。総合22番手に1分23秒912でダニロ・ペトルッチ(ART)。総合23番手に1分24秒158でブロック・パークス(PBM)の順となった。
Moto2クラスはミカ・カーリョ(カレックス)が1分25秒333で初日総合トップ。1回目セッション3番手だったカーリョは、2回目はセッション序盤の内にリーダーボードのトップに立つと、ファステストを4回更新。セッション終了3分前に記録した1分25秒333で2回目のトップに立ち、総合でもトップで初日を終えた。チームメイトのエステブ・ラバット(カレックス)が1回目4番手、2回目2番手、2回目に記録した1分25秒407で総合2番手に続き、マークVDSチームの二人が好調さをキープ。
フリー走行1回目でトップタイムを記録していたシモーネ・コルシ(フォワード・KLX)は、2回目は自己ベストを更新することができず4番手に終わったが、1回目に記録した1分25秒500で総合3番手につけた。
総合4番手に1分25秒526でドミニク・アガター(スーター)、総合5番手に1分25秒787でサンドロ・コルテセ(カレックス)、総合6番手に1分25秒797でトーマス・ルティ(スーター)。昨年のレースのウイナー、ジョルディ・トーレス(スーター)が1分25秒809で総合7番手。総合8番手に1分25秒854でフリアン・シモン(カレックス)、総合9番手に1分25秒861でアレックス・デ・アンジェリス(スーター)、総合10番手に1分25秒869でランディ・クルメナヒャー(スーター)の順で続いた。
中上 貴晶(カレックス)は1回目22番手、2回目27番手。1回目に記録した1分26秒548で総合24番手。ザクセンリンク初走行の長島 哲太(TSR)は1回目31番手。2回目にタイムを短縮したものの33番手となり、1分27秒423の総合33番手で初日を終えた。
Moto3クラスはジャック・ミラー(KTM)が1分27秒302で初日総合トップ。1回目のセッショントップに立っていたミラーは、2回目もセッション終盤にファステストラップを記録。初日を完全制覇した。
総合2番手に1分27秒557でアレックス・マスブー(ホンダ)。総合3番手に1分27秒664でダニー・ケント(ハスクバーナ)が続き、エフレン・バスケス(ホンダ)が1分27秒721で総合4番手に。
総合5番手に1分27秒906でニッコロ・アントネッリ(KTM)。総合6番手に1分28秒197でブラッド・ビンダー(マヒンドラ)。総合7番手に1分28秒079でヤコブ・コンフェイル(KTM)が続き、アレックス・マルケス(ホンダ)は1分28秒133で総合8番手。総合9番手に1分28秒179でミゲール・オリビエラ(マヒンドラ)。総合10番手に1分28秒211でロマーノ・フェナティ(KTM)の順で初日を終えた。アレックス・リンス(ホンダ)はフリー走行1回目で転倒、2回目に記録した1分28秒242で総合12番手となった。