MotoGP第13戦インドGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2023/09/24
MotoGP第13戦インドGP Moto3クラス3日目決勝は、インド、ブッダ・インターナショナル・サーキットで、現地時間午後12時30分(日本時間午後4時)から16周で行なわれた。気温33度、路面温度42度、湿度68%、晴れきったドライコンディション。
ポールポジションスタートのジャウメ・マシア(ホンダ)が好スタートでホールショットを決め、スタートでマッテオ・ベルテッレ(ホンダ)をかわした佐々木歩夢(ハスクバーナ)が2番手に着いた。その後ろに3番手ディオゴ・モレイラ(KTM)、4番手ベルテッレ、5番手鳥羽海渡(ホンダ)、6番手古里太陽(ホンダ)、8番手ステファノ・ネパ(KTM)、9番手ダニエル・オルガド(KTM)、10番手ダビド・サルバドール(KTM)。
2周目に入っても、2番手の佐々木は1番手マシアの後ろについて離れず、モレイラ、ベルテッレ、鳥羽、古里の順に続いていた。その後も佐々木が最速ラップでマシアを追う。
2番手の佐々木と後続の差が開く中、4周目にベルテッレが転倒。鳥羽、モレイラ、順位を上げてきたコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、ダビド・アロンソ(ガスガス)、ダニエル・オルガド(KTM)、イバン・オルトラ(KTM)などの3番手以降は接戦が続く。
レース中盤、古里が4コーナーで転倒。リスタートは切れたものの、大きく順位を落とす。更に後方では、スコット・オグデン(ホンダ)のハイサイドに巻き込まれる形で、鈴木竜生(ホンダ)も転倒。この頃から、佐々木がペースを落としだし、鳥羽、ベイヤーの二人が佐々木に近づく。その後ろでは、オルガドとアロンソが激しい5番手争いをしていた。
ラスト3周、中盤4番手だった鳥羽が3番手のベイヤーを抜き、更に2番手の佐々木に追いついていく。その後はかなり激しい三つ巴の戦いとなる。トップを走行中のマシアは、2番手と5秒以上の大差で安定した走りをしていた。
佐々木、ベイヤー、鳥羽の戦いは激しさを増し、肘と肘、膝と膝が当たる勢いの戦いが続いた。佐々木とベイヤーの同じチームの二人は、前を行く佐々木にベイヤーがコーナーで接触した勢いでラストラップにベイヤーは転倒。鳥羽は佐々木を抜いて2位浮上。そのまま1位マシア、2位に鳥羽、3位が佐々木の順でチェッカーを受けた。4位は激しい争いの末、オルガド。5位にアロンソが入った。その他の日本人ライダーは、山中琉聖(ガスガス)が15位、古里と鈴木はリタイアで終わった。
この結果により、年間チャンピオンシップポイントランキングが1位オルガド174ポイント、2位マシア174ポイントで並び、3位に佐々木が僅か1ポイント差の173ポイントとなっている。チャンピオンシップ争いが白熱した状態で、来週、佐々木の地元、日本でGPが行なわれる。選手はフィジカル的にとても大変だったインドGP、日本人2人が表彰台に立ち、次週迎える日本GPは、面白い週末になるに違いない。
MotoGP第13戦インドGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 ジャウメ・マシア (ホンダ)
2 鳥羽海渡 (ホンダ)
3 佐々木歩夢 (ハスクバーナ)
4 ダニエル・オルガド (KTM)
5 ダビド・アロンソ (ガスガス)
6 ダビド・ムニョス (KTM)
7 リカルド・ロッシ (ホンダ)
8 イバン・オルトラ (KTM)
9 ステファノ・ネパ (KTM)
10 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
11 フィリッポ・ファリオリ (KTM)
12 チャビエル・アルティガス (CFMOTO)
13 ディオゴ・モレイラ (KTM)
14 デニス・オンジュ (KTM)
15 山中琉聖 (ガスガス)
16 ジョシュア・ワットリー (ホンダ)
17 ロレンツォ・フェロン (KTM)
18 マリオ・アジ (ホンダ)
19 アナ・カラスコ (KTM)
20 ダニエル・シャーリル (ホンダ)
21 シャリフディン・アズマン (KTM)
NC コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
NC 古里太陽 (ホンダ)
NC 鈴木竜生 (ホンダ)
NC スコット・オグデン (ホンダ)
NC ダビド・サルバドール (KTM)
NC マッテオ・ベルテッレ (ホンダ)
NC ジョエル・ケルソ (CFMOTO)
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