全日本RR第7戦岡山【ST600決勝】西村硝が独走優勝で今季2勝目

2023/09/24

　全日本ロードレース選手権第７戦岡山のST600クラス決勝は西村硝（51GARAGE kupu Racing YAMAHA）が優勝した。

　午後3時10分に19周のレースがスタート。オープニングラップを制したのはポールシッター西村。長尾健吾（TBB TEAMKENKEN YTch）、鈴木光来（MOTO BUM HONDA）、阿部恵斗（51GARAGE kupu Racing YAMAHA）の4台でトップ争いを開始。その後方では小山知良（JAPAN POST HondaDream TP）を先頭に井手翔太（AKENO SPEED）、伊達悠太（AKENO SPEED）、芳賀涼大（WORK NAVI Nitro Racing）の4台がセカンド集団を形成。

　3周目あたりではトップ集団とセカンド集団が合流。8台が長い列を作って周回を開始する。

　先頭集団が6周目に入った時点で転倒車があり赤旗中断となる。

　改めて15周の周回数でクイックリスタートが切られる。西村が再び好スタートを切ってレースをリード。伊達、長尾、小山と続いて４台でトップ集団が形成される。すぐに阿部、井手も追いつき、赤旗前のように長い列が出来上がる。

　3周目に伊達が首位奪取。4周目には西村がトップ奪回と激しい争い。ここについて行ったのが阿部、長尾、小山、井手。
　レース中盤に向けて小山が遅れ出し、ヤマハ車5台での争いに移行する。

　9周目。井手が単独転倒。同時に長尾が集団から遅れ、優勝争いは西村、伊達、阿部の３台に絞られる。

　レース後半。西村が徐々にトップ独走体制に、伊達と阿部は激しい2位争いに移る。

　最終ラップには長尾も2位争いのテールにつけて三つ巴に。

　後方のバトルを尻目に西村は悠々とトップでチェッカー。2位争いには最終ラップで長尾も加わり３台でのバトルに。これを阿部が制して51ガレージがワンツーフィニッシュ。伊達は3位表彰台を獲得した。