全日本RR第7戦岡山【JSB1000決勝】中須賀克行がポールtoウインで12回目のチャンピオン獲得
2023/09/24
「勝ってチャンピオンという最高の形にできた」と中須賀
優勝
中須賀 克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「テストから岡本選手と一緒に走ったのですが、アベレージタイムが近いところだったし、お互い手の内を知っているので、難しいレースになるなと思っていました。周りから『勝ったらチャンピオン』だと言われて、意識しない訳にはいかない状況でした。気持ちがふわついた中でのレースになりましたが、チームも自分も最後まで集中して走り切ることができました」
「決勝は岡本選手と一騎打ちになると思っていたから、最後まで全開で走るしかありませんでした。何回か仕掛けてくるオーラを感じましたが、そのたびにブレーキングを奥にして対応しました。どちらが勝ってもおかしくなかったと思っています。でも、勝ってチャンピオンを決めるという最高の形にできました」
2位
岡本 裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)
「スタートでミスして、1コーナーは4番手くらいでしたが、すぐに落ち着いて2番手で中須賀選手の後ろにつくことができました。でも中須賀選手がどんなレース展開にするのか読めていなくて、ペースを落としたりするのかなと思っていたら常に全開でした。ついていくのに必死で、オートポリスのときみたいに走行ラインを振ったりといった余裕はありませんでした。中須賀選手はブレーキが強くて簡単には前に入っていけませんでした」
「岡山国際サーキットには苦手意識があり、去年も走れていないので、今シーズンはここが一番不安でした。でも思った以上にタイムも詰められたし、レースもシーズン前はここまで来られるとは思えなかったのでポジティブです。負け続けているのは悔しいですが、もっと成長して、最終戦はうれしい気持ちで終わりたいです」
3位
水野 涼(Astemo HondaDream SI Racing)
「1コーナーは3番手で入り、1周目からそれをキープして単独でのレースになりました。テストから総じて前の2台に追いつくことは難しく、自分たちのペースでねらえる最上位は表彰台獲得でした。だからこの位置で終えられたことはよかったし、タイムもよかったと思います。負けているのは悔しいですが、後半戦になって津田選手の調子が上がってきていて、予選では負けることもあります。だからまずはそこに勝つことができてうれしいです。最終戦では、優勝できていないという悔しい思いをぶつけたいです」
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