SBK(スーパーバイク世界選手権)第10戦アラゴン 2日目
2023/09/24
SBK(スーパーバイク世界選手権)第10戦アラゴンラウンドは、スペインのモーターランド・アラゴンで2日目のスーパーポール、レース1が開催された。
SBKのスーパーポールは気温20度、路面温度25度のドライコンディションで争われ、ジョナサン・レイ(カワサキ)が1分47秒973でポールポジションを獲得。レイはスーパーポールでは今シーズン2回目のポールポジションとなる。
2番手に1分48秒324でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、3番手に1分48秒523でトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)の順で続いた。
4番手に1分48秒710でアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、5番手に1分48秒804でマイケル・リナルディ(ドゥカティ)、6番手に1分48秒876でイケル・レクオナ(ホンダ)、7番手に1分48秒909でアクセル・バッサーニ(ドゥカティ)、8番手に1分49秒000でフィリップ・エッテル(ドゥカティ)、9番手に1分49秒031でレミー・ガードナー(ヤマハ)、10番手に1分49秒083でギャレット・ガーロフ(BMW)の順。
レース1は気温25度、路面温度35度のドライコンディションの下、18周で争われた。
スタートでバウティスタがトップに立ち、レイ、ラズガットリオグルの順で続く。2周目にはこの3人が4番手以下に約1秒のリードをとってトップ集団を形成。
バウティスタは3周目を過ぎたあたりで2番手とのリードをわずかに広げ、4周目のコントロールラインをコンマ5秒差で通過。5周目にはその差を約1秒に広げたが、9コーナーで転倒を喫してしまう。再スタートはできたものの、トップ争いから脱落、22番手でレースに復帰する。
これでレイがトップに立ち、2番手にラズガットリオグルが続くが、中盤までポジションの入れ替わりはなく、レイ、ラズガットリオグルの順で周回を重ねる。
10周目をすぎたあたりで3番手を走っていたリナルディがトップを争う二人との差を縮め、13周目の5コーナーではリナルディがラズガットリオグルを交わして2番手に浮上。15周目の5コーナーではレイを交わしてトップに立つが、レイも続く7コーナーですぎにトップを奪還する。
そして、この周のバックストレートでリナルディが再びトップに浮上。16周目には2番手に0秒666のリードを取ると、その後もリードを広げてトップでチェッカーを受け、今シーズン初優勝を達成した。
レイとラズガットリオグルの2番手争いは16周目の1コーナー進入でラズガットリオグルがレイを交わして2番手に上がり、そのまま2位に入賞。レイはラズガットリオグルに抜かれた後は、再度勝負をしかけることなく、ラズガットリオグルから1秒半遅れの3位でチェッカーを受けた。
序盤は5番手を走行、バウティスタの転倒で4番手に上がったアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が単独4位でゴール。
午前中のFP3でトップタイムを記録しながら、スーパーポールの序盤に転倒し、タイムを記録することができず、最後尾グリッドからスタートしたダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は1周目に8台を交わして16番手に上がると、その後もポジションを上げ、5位でゴールした。
6位にエッテル、7位にガードナー、8位にガーロフ、9位にバッサーニが入賞。レクオナはジャンプスタートによりダブルロングラップペナルティを消化しながら、終盤に追い上げて、10位に入賞した。
バウティスタは終盤に入賞圏内まで追い上げたものの、最終ラップのバックストレートエンドで14番手に浮上したところで、二度目の転倒を喫し、リタイアに終わった。これによりチャンピオンシップではバウティスタがランキングトップをキープしているものの、ランキング2位のラズガットリオグルとのポイント差は37ポイントに縮まった。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)では、スーパーポールでニッコロ・ブレーガ(ドゥカティ)が1分52秒306でポールポジションを獲得。2番手に1分53秒030でヤリ・モンテラ(ドゥカティ)、3番手に1分53秒170でフェデリコ・カリカスロ(ドゥカティ)の順で続き、ドゥカティ勢がフロントロウを独占。
岡谷 雄太(カワサキ)は1分55秒759で27番手、阿部 真生騎(ヤマハ)はセッション序盤に7コーナーで転倒を喫しタイムを記録できなかった。
レース1は気温26度、路面温度36度のドライコンディションの下、15周で争われ、ニッコロ・ブレーガ(ドゥカティ)が序盤からトップに立ち、ポールtoウインで今シーズン12勝目を記録した。2位にマーセル・シュロッター(MVアグスタ)、3位にヤリ・モンテラ(ドゥカティ)が入賞。岡谷 雄太(カワサキ)は24位でチェッカーを受けた。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)では、マッテオ・バヌッチ(ヤマハ)が2分06秒119でポールポジションを獲得。2番手に2分06秒441でディルク・ガイガー(KTM)、3番手に2分06秒588でジェフリー・ブイス(カワサキ)の順で続いた。
レース1はトップグループが3周目を終えたところで、転倒により赤旗中断。残り5周で再スタートが切られ、レノックス・リーマン(KTM)が優勝した。2位にジェフリー・ブイス(カワサキ)、3位にダニエル・モヘダ(カワサキ)が入賞した。
SBK第10戦アラゴン SBK2日目予選 リザルト
1 ジョナサン・レイ(カワサキ) 1分47秒973
2 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 1分48秒324
3 トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ) 1分48秒523
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 1分48秒710
5 マイケル・リナルディ(ドゥカティ) 1分48秒804
6 イケル・レクオナ(ホンダ) 1分48秒876
7 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ) 1分48秒909
8 フィリップ・エッテル(ドゥカティ) 1分49秒000
9 レミー・ガードナー(ヤマハ) 1分49秒031
10 ギャレット・ガーロフ(BMW) 1分49秒083
11 ロリス・バズ(BMW) 1分49秒256
12 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 1分49秒418
13 スコット・レディング(BMW) 1分49秒556
14 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW) 1分49秒738
15 ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ) 1分49秒917
16 ドミニク・エガター(ヤマハ) 1分50秒005
17 ブラッドリー・レイ(ヤマハ) 1分50秒052
18 フローリアン・マリーノ(カワサキ) 1分50秒509
19 ティト・ラバット(カワサキ) 1分51秒040
20 ハフィス・シャリン(ホンダ) 1分51秒135
21 イサック・ビニャーレス(カワサキ) 1分51秒184
22 エリック・グラナド(ホンダ) 1分51秒249
23 ガブリエーレ・ルイウ(BMW) 1分51秒691
24 オリバー・クーニッヒ(カワサキ) 1分52秒863
NQ ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ) No time
SBK第10戦アラゴン SBK決勝レース1 リザルト
1 マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
2 トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)
3 ジョナサン・レイ(カワサキ)
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
5 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
6 フィリップ・エッテル(ドゥカティ)
7 レミー・ガードナー(ヤマハ)
8 ギャレット・ガーロフ(BMW)
9 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
10 イケル・レクオナ(ホンダ)
11 スコット・レディング(BMW)
12 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
13 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
14 ロリス・バズ(BMW)
15 ドミニク・エガター(ヤマハ)
16 フローリアン・マリーノ(カワサキ)
17 ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)
18 ブラッドリー・レイ(ヤマハ)
19 ハフィス・シャリン(ホンダ)
20 イサック・ビニャーレス(カワサキ)
21 ガブリエーレ・ルイウ(BMW)
22 オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
R アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
R エリック・グラナド(ホンダ)
R ティト・ラバット(カワサキ)
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