MotoGP第11戦オランダ Moto3決勝
2022/06/27
MotoGP第11戦オランダ、Moto3クラスは、オランダのアッセン(サーキット ファン・ドレンテ)で決勝レースを行ない、佐々木 歩夢(ハスクバーナ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温20度、路面温度27度のドライコンディションの下、22周で争われた。
鈴木 竜生(ホンダ)が好スタートでトップに立ち、佐々木が2番手に続く。序盤から大集団のトップ争いとなり、2周目のシケインでトップに立ったイサン・グエバラ(ガスガス)がその後のレースをリード、佐々木、鈴木と接戦のトップ争いを展開する。
8周目あたりでトップ集団はグエバラ、鈴木、佐々木、ダビド・ムニョス(KTM)、デニス・フォッジア(ホンダ、)ジャウメ・マシア(KTM)の6人となり、この中からフォッジアがトラックリミットオーバーでロングラップペナルティを受けて後退。これでトップ集団は5人となるが、12周目には後続が追いつき、ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)、チャビエル・アルティガス(CFMOTO)、セルジオ・ガルシア(ガスガス)が加わり、9人のトップ集団となる。
16周目あたりからグエバラが逃げ始めるが、佐々木、鈴木がついていき、この3人が後続からやや抜け出す。18周目の1コーナー立ち上がりでムニョスにインをつかれたフォッジアがゼブラゾーンの上に乗り上げ、挙動を乱して2コーナーで転倒リタイアに終わってしまう。
残り3周となったあたりで佐々木がグエバラにしかけトップを奪うが、グエバラもポジションを奪還。しかし、最終ラップにトップで入ったのは佐々木、鈴木が2番手、グエバラが3番手で続き、順位を入れ替えながら接戦を展開。
そして、迎えた9コーナーでトップ集団の中からマシアのインをついたムニョスが転倒し、マシアも巻き込まれて転倒。さらにこれにマクフィーも転倒してしまう。
これでトップ争いは鈴木、佐々木、グエバラ、ガルシアの4人となり、9コーナーで鈴木を交わした佐々木がわずかに抜け出すと、そのままトップでチェッカーを受け、グランプリ参戦95戦目で初優勝を達成した。
ゴールラインまで続いた3人による接戦をグエバラが制して2位でゴール。0秒078差の3位にガルシアが続き、3位表彰台を獲得。鈴木は0秒007秒の僅差で4位入賞となった。
5位にアルティガス、6位にダニエル・オルガド(KTM)、7位にステファノ・ネパ(KTM)が入賞。13番グリッドからスタートした山中 琉聖(KTM)は序盤は20番手付近まで後退しながら、追い上げ、最終ラップの上位の転倒もあり、8位でチェッカーを受けた。9位にデニス・オンジュ(KTM)が続き、20番グリッドからスタートした鳥羽 海渡(KTM)は10位に入賞。古里 太陽(ホンダ)は21位でチェッカーを受けた。
チャンピオンシップ争いでは3位入賞のガルシアがランキングトップをキープ。2位入賞のグエバラが3ポイント差のランキング2位に続き、ランキング3位にフォッジア、優勝した佐々木がフォッジアと2ポイント差のランキング4位に浮上した。
MotoGP第11戦オランダGP Moto3クラス決勝結果
1 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
2 イサン・グエバラ(ガスガス)
3 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
4 鈴木 竜生(ホンダ)
5 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
6 ダニエル・オルガド(KTM)
7 ステファノ・ネパ(KTM)
8 山中 琉聖(KTM)
9 デニス・オンジュ(KTM)
10 鳥羽 海渡(KTM)
11 リカルド・ロッシ(ホンダ)
12 イバン・オルトラ(KTM)
13 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
14 カルロス・タタイ(CFMOTO)
15 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
16 ディエゴ・モレイラ(KTM)
17 アルベルト・スーラ(ホンダ)
18 マリオ・アジ(ホンダ)
19 ルカ・ルネッタ(KTM)
20 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
21 古里 太陽(ホンダ)
22 アナ・カラスコ(KTM)
R ジャウメ・マシア(KTM)
R ダビド・ムニョス(KTM)
R ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
R アドリアン・フェルナンデス(KTM)
R ジョエル・ケルソ(KTM)
R デニス・フォッジア(ホンダ)
R スコット・オグデン(ホンダ)
R エリア・バルトリーニ(KTM)
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