全日本RR第6戦岡山【ST1000予選】作本輝介がクラス初ポールポジションをゲット
2021/09/04
全日本ロードレース第6戦岡山のST1000クラス予選は作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)が制した。
金曜日の練習走行は午前も午後も雨に見舞われてウエットコンディション。一夜明けると雨はやんでいたものの、微妙な路面コンディションからのスタートだった。
10時35分から40分間の予定で始まったST1000クラスの予選。岡本裕生(BLUcRUニトロレーシング51YAMAHA)、榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)、渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)、前田恵助(bLUcRU伊藤レーシングBORGヤマハ)らはセッションが開始されてもピットで様子見。上空を覆い尽くしていた雲の隙間から太陽が覗き、路面コンディションも回復。セッション中盤には全車が次々にコースイン。本格的にタイムアタックが開始された。
セッション残り10分を迎えるころから激しいポジション争いが展開された。1分34秒988と真っ先に1分34秒台にタイムを入れたのは榎戸。1分34秒286と逆転したのは岡本。その岡本はさらに1分34秒027と自身のタイムを更新。しかしチェッカーと同時に最終アタックを行なっていた作本が1分33秒632で岡本を逆転。岡本も最終アタックで1分33秒862と1分33秒台にタイムを入れたものの、ポールポジションは作本の手に渡った。作本はうれしいST1000初ポールポジション。岡本は2番手、最後のフロントロウは渡辺が獲得した。また、スポット参戦の岩戸亮介(Vamos Racing Kawasaki#64)が4番手グリッドを獲得し、注目を集めた。
作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)
「事前テストから流れはよく、タイムも少しずつ詰められていました。金曜日の2本目の走行で転倒し、チームには迷惑かけてしまったけれど、今日はポールポジションを取ることができたからよかったです。今までは自分自身もマシンも仕上げるのに時間かかり、予選ではなかなか上に行けなかったけれど、前戦の鈴鹿辺りから、自分もマシンもいいセッティングが見つかり始めて、少しずつ改善されてきました」
「決勝は、理想では序盤から抜け出して逃げ切れたらいいですね。逃げ切れれば自信になるし、実現できるように仕上げていきたいです。タイトル争いはポイント的に厳しいけれど、チャンスはまだあると思っているので、最後まであきらめずに残り2戦を優勝したいです」
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