MotoGP第12戦イギリスGP、Moto3クラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで決勝レースを行ない、ロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ）が優勝した。

　Moto3クラスの決勝レースは気温16度、路面温度22度のドライコンディションの下、17周で争われた。

　ポールポジションからスタートしたフェナティは、スタートから主導権を握りレースをリード。序盤から終盤まで接戦の中、終始トップをキープして周回を重ねると、残り2周で2番手以下に約1秒とリードを広げ、そのままトップでチェッカーを受けた。フェナティはイギリスGPの全セッションをトップで終え、Moto3クラスの最多記録を更新する通算13勝目、今シーズン初優勝を達成した。

　3人のライダーによる2番手争いの接戦を制して2位にニッコロ・アントネッリ（KTM）が入賞。スティリアGPで右手の中手骨を骨折し、2戦を欠場していたアントネッリは復帰戦で今シーズン2回目の表彰台を獲得。僅差の3位にデニス・フォッジア（ホンダ）が続き、4位にイサン・グエバラ（ガスガス）が入賞した。

　10番グリッドからスタートした鈴木 竜生（ホンダ）は序盤からトップ集団に加わり、6周目には5番手に浮上。最終ラップまで接戦が展開された5番手争いを僅差で制して5位に入賞。6位にジャウメ・マシア（KTM）、7位にダリン・ビンダー（ホンダ）が僅差で続いた。

　8位にデニス・オンジュ（KTM）、9位にリカルド・ロッシ（KTM）、10位にカルロス・タタイ（KTM）が入賞。ポイントリーダーのペドロ・アコスタ（KTM）は22番グリッドからスタートすると5周目にはトップ10まで挽回し、11位でチェッカーを受け、ランキングトップをキープ。

　佐々木 歩夢（KTM）は13位に入賞。山中 琉聖（KTM）は23位でチェッカーを受け、Q1でペナルティを受けた國井 勇輝（ホンダ）は2周目にはロングランペナルティを消化したため最後尾まで後退したが、24位でチェッカーを受けた。鳥羽 海渡（KTM）は4周目の11コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。

MotoGP第12戦イギリスGP Moto3クラス決勝結果
1 ロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ）
2 ニッコロ・アントネッリ（KTM）
3 デニス・フォッジア（ホンダ）
4 イサン・グエバラ（ガスガス）
5 鈴木 竜生（ホンダ）
6 ジャウメ・マシア（KTM）
7 ダリン・ビンダー（ホンダ）
8 デニス・オンジュ（KTM）
9 リカルド・ロッシ（KTM）
10 カルロス・タタイ（KTM）
11 ペドロ・アコスタ（KTM）
12 ジョン・マクフィー（ホンダ）
13 佐々木 歩夢（KTM）
14 フィリップ・サラッチ（ホンダ）
15 ガブリエル・ロドリゴ（ホンダ）
16 セルジオ・ガルシア（ガスガス）
17 ステファノ・ネパ（KTM）
18 チャビエル・アルティガス（ホンダ）
19 アドリアン・フェルナンデス（ハスクバーナ）
20 アルベルト・スーラ（ホンダ）
21 ジェレミー・アルコバ（ホンダ）
22 ロレンソォ・フロン（ホンダ）
23 山中 琉聖（KTM）
24 國井 勇輝（ホンダ）
25 マクシミリアン・コフラー（KTM）
R アンドレア・ミーニョ（ホンダ）
R 鳥羽 海渡（KTM）